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ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

自分の夢を、真摯に追求する力。「最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)」  

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)
ランディ・パウシュ



今日、いまこのときは、なんてすばらしいんだろう。僕がどんなに楽しんでいるか、わかってほしいんだよ(p99)


死に対峙したとき、どう生きるか。
膨大な物語を紡いだ栗本薫氏は、その直前まで書き続けた(詳しくは「転移 (朝日文庫)」(レビューはこちら))。

本書著者のランディ・パウシュは、バーチャルリアリティの研究者として、
また3人の子の父親として幸せな生活を営んでいた。

ところが45歳の時にすい臓癌が確認され、切除手術が成功したかに思えたが、
46歳の時に転移が発覚する(その経緯は、奇しくも栗本薫氏と類似している)。

死が濃厚な可能性を帯びている中で、
著者はカーネギーメロン大学の講堂で、「最後の授業」を行った。

それはバーチャルリアリティの講義ではない。
もちろん当時、バーチャルリアリティの世界的権威ではあるが、
それは様々な「子どもの頃からの夢」を叶えた結果であり、
叶えていく途上の姿である。

だから、最後の講義のタイトルは、
「子どものころからの夢を実現するために」だった。

著者ランディの夢は、次の通り。

・無重力を体験する
・NFLでプレーする
・ワールドブック百科事典を執筆する
・カーク船長になる
・ぬいぐるみを勝ち取る
・ディズニーのイマジニアになる

これらは、どういう意味の夢なのか?
ランディは、どんな努力と工夫をしたのか?
夢は叶ったのか?
そして、「夢を実現する」という人生は、いかなるものなのか?

その講義は400人の聴衆が聞いただけでなく、
その後動画配信され、「またたく間にのべ600万ものアクセス数を獲得した」(本書序文)という。

(YOUTUBEの公式動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=ji5_MqicxSo
ただし日本語訳がないので、「ランディ・パウシュ」で検索すると
対訳付動画がヒットする。
また、末尾にDVD付きの単行本のリンクも貼っておく。)

本書では前半に、転移を知った日、
その講義に至るまでの日々、
講義の概要や内幕を綴る。

また後半は、ランディが伝えたいことが数章にわたって綴られている。

今まさに病と闘っている人もいるだろうし、
ランディのように生きることが「正解」であると、単純に語れるものでもない。
(そもそも、ランディのように生きること自体が可能かどうか。)

だがただ一つ、冒頭に綴った栗本薫氏との共通点は、
最期まで「放棄しなかった」ことだろう。

正しく生きれば人生の歯車が回って
夢は実現します。

(最後の講義より)



【目次】
第1章 最後の講義
第2章 僕はこうして夢をかなえてきた
第3章 僕を導いてくれた人たち
第4章 夢をかなえようとしているきみたちへ
第5章 人生をどう生きる
第6章 最後に
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