ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

卒業式、知的徘徊趣味  

〈2017/03/15水〉
本日は、息子の小学校卒業式であった。
少なくとも、小学校卒業時の僕自身よりは真っ当な心を持っていると思われるので良し。

ところで、養老氏の「身体巡礼: ドイツ・オーストリア・チェコ編」と松岡氏の「多読術 (ちくまプリマー新書)」読了。
いずれも難儀な読書となった。

身体巡礼: ドイツ・オーストリア・チェコ編」、特殊な情報と思索が多いのに、そもそも養老氏自身がテーマを探り探り進んでいるため、行きつ戻りつする。そうした過程がある本だと思って臨めば、楽しい一冊。たぶん気持ちに余裕がある時に良い。
「知的徘徊趣味」という言葉で表現するのがぴったりかな。

さて、松岡氏の「多読術 (ちくまプリマー新書)」、「多読術」という言葉に違和感があるのだと最終結論。
おそらく「多読術」=「多く読むテクニック」と捉えがちだが、本書で示されているのは「多種多様な本を見つけ、それらを有機的に結合させながら読むテクニック」である。
量ではなく、質。松岡氏にとって多読は方法であり、目的ではない。
その意味で、本書で示されているのは「多読術」ではなく、やはり松岡正剛流「読書術」である。
そこを「多読術」という言葉で推し進めるため、ムムムとなる。

あと、インタビュアー(聞き手)は筑摩書房の編集担当者であった。
読み手でなく作り手・売り手である。
そのためか、例えば読むべき本を見つける核となるキーブックがあるという話題に対して、
「具体的にどんな本か教えてくれ」と短絡的な問いかけをしたり、
正剛氏の持論に対して自説をぶつけるという対等な対談が無い。
すなわち、インタビュアーが単なる狂言回しであり、話題が予定調和的に展開していく。
これならば、正剛氏自身が素直に読書術として書いた方が良かっただろう。

参考になる点、考えさせられる点なども多く良い内容だが、
タイトルと構成がやや雑な感(少なくとも、僕には合わなかった)。残念。

さて、明日から何を読むか。文庫・新書と読んだので、四六版かな。
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