ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

2017/03/01-3/03 オリーブオイル、絞首台からのレポート、どん底  

〈2017/03/03金〉
仕事の避けられぬピークを迎える。当分嵐模様。

それはそれとして、「エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界 」読了。
やはりという実感だか、「エキストラバージンオリーブオイル」の価値がこれほど損なわれたものとは思わなかった。
ワインとオリーブオイルの対比については目からウロコであった。いずれ紹介する予定だが、興味がある方はぜひ。

寝る前の本として、「ニュースの裏には「科学」がいっぱい」と、「世界を変えた10冊の本 (文春文庫)」を天秤にかける。
双方を1章だけ読んだ結果、まずは「世界を変えた10冊の本 (文春文庫) 」にした。
こういう本は、どの本が選ばれているかもさることながら、「なぜその本を選んだのか」という点が面白い。
ちなみに1冊目は「アンネの日記」だった。その選択の視点がなるほど池上彰。
ところで、僕は「アンネの日記」を読んだことがない。読むべきだとは思うが、「◯◯すべき」と思ってやるコトほど嫌なコトはないので、たぶんよっぽどでないと読まない。

ただ、同様にナチス・ドイツにより命を絶たれた人物として、
共産主義者という立場のために捕えられ、拷問と来るべき死を見据えつつも、強靭な意志の力を示したユリウス・フチークの「絞首台からのレポート (岩波文庫 赤 775-1)」は読んだ。「アンネの日記」の陰に隠れていて、また共産主義者という立場のためか日本では全く知名度がない。だが、人間の思想に対する迫害と、それに対する闘い(それも絶望的な闘い)の記録として、こちらも名著である。

ところで、「絞首台からのレポート」を読むと、なぜか「どん底 (岩波文庫)」が読みたくなる。中学・高校の頃の刷り込みである。
もう岩波文庫版しか販売していない気配だが、僕が愛読しているのは角川文庫版、神西清の訳である(昭和55年版)。
神西清と言えば、我が愛する堀辰雄の友人。ということで、こちらをお薦めする次第。

それにしても、こういう翻訳書、特に古い本になると、それぞれの世代で訳者が異なることも多い。
訳文によってかなり印象が変わるので、同じ本好きでも、かなり読後感が異なるのではないだろうか。
僕はやはり、ちょっと古い文体の翻訳が好きだ。
ということで、「ハムレット 」なら、迷うことなく講談社文庫・木下順二訳(と言いつつ岩波文庫も持っているが)。
この版の、「生き続ける、生き続けない、それがむずかしいところだ。」のクダリを暗誦したのも、今は遠い思い出である。










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