ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

驚愕のジオラマの秘密が、余さず明かされた。「作る! 超リアルなジオラマ: 材料探しから作品発信まで完全マスター」  

作る! 超リアルなジオラマ: 材料探しから作品発信まで完全マスター
情景師アラーキー



ジオラマと言えばガンダムか第二次世界大戦、ちょっと違うが綺麗なドールハウスやNゲージのレイアウトが思い浮かぶ。
そんな中に、錆と汚れがある日常空間を再現したジオラマを引っ提げて突如現れたのが、情景師アラーキー氏だ。
本ブログでも、「凄い!ジオラマ」(レビューはこちら)を紹介したし、著者のブログ 情景師アラーキーのジオラマでショーもある。
ただ、前著でも作り方とかテクニックには言及されていたが、それはあくまで作品紹介の一部だった。

本書は同じジオラマを用いても、より細かい「作り方」に特化したもの。
自筆の製作説明図、製作途中の数々の写真、使っている素材、用いている道具(全てではないにしても、146種類‼も紹介されている。人によっては物凄く参考になるんじゃないだろうか。)など、著者の技術・発想の全てが惜しみなく紹介されている。
もちろん本書を用いてそのまま創り上げることが出来る人は少ないにしても、おそらく様々な分野のモデラーの創作意欲を刺激し、テクニックを向上させるだろう。

おそらく著者も、「凄いだろう」という自信ではなく、
「こんな方法があるよ、使ってみる?」というスタンスなのではないだろうか。

それが伝わる一端が、本書では作品の撮影方法、ネット等での紹介方法、展示ケースの入手方法や保管ケースの構造など、
「作る」以外のバックヤードも公開されている点だ。
目次だけからでも分かるが、本書は
「考える」から始まり、「集める」、「作る」、「魅せる」、「撮る」、「保存する」、「広める」という章に分割されている。
おそらく多くの人が試行錯誤しているのが、「集める」や「保管する」といった点ではないだろうか。

それにしても、著者が作るジオラマは「見た目」だけでも驚いたのだが、
本書を読むと「この部分は全て紙で造りました」なんてのもあって、改めて驚愕した。
もちろん著者程のテクニックは、ほとんどの人には無理だろう。
しかしそれでも、できるかどうかは別として、
本書は誰にでも「自分は何を造ろうかな」と考えさせる、魅惑の手引きである。

【目次】
情景1 カブトムシ
考える
情景2 港の片隅で…
集める
情景3 アテンション
作る
情景4 わが街の不動産
魅せる
情景5 西瓜の夏
撮る
情景6 やきいも
保存する
情景7 トタン壁の造船所
広める
情景8 オール・イン・ザ・ボックス

▼衝撃の1冊目。(レビューはこちら)


▼ドールハウスについては、こちらが美しい。(レビューはこちら )

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