ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

「絶対に見られない世界の秘宝99」宝は、必ずあるッ!!  

絶対に見られない世界の秘宝99
ダニエル・スミス



ナショナル・ジオグラフィックから刊行されている世界のナントカ99シリーズ。
「絶対に見られない」ということは、本書には(おそらく)その秘宝について、失われる前に写真がなければ全く具体的な映像は無い、ということになる。
それはちょっと残念だなと思いつつ、「秘宝」という言葉に抵抗できなかった僕がいる。

掲載されている秘宝を例示すれば、有名なキャプテン・キッドの宝(宝関係では定番)、ビール暗号の宝(暗号関係では定番)、そして沈没した様々な船舶などだ。
また、防錆潤滑剤WD-40の成分やケンタッキー・フライドチキンのレシピといった企業秘密も取り上げている点が、ちょっと変わったところ。また確かに、ここまでは宝と言えなくはない。

だが、中にはちょっと「宝」と言うのはいかがなものかというものまで掲載されている。

アトランティスやインカの都市、果ては
ジョン・F・ケネディの脳や、ベートーベンの「永遠の恋人」、
逃亡したハイジャック犯、イギリスのスパイ「第五の男」等まである。研究者にしたら宝だろうが、これらはむしろ「謎」だ。

さらには、探索の結果「宝は積まれていなかった」と結論づけられるものまで掲載されている。
このため、読み進めめるにつれ、かなり違和感が増すのだが、これはそもそも、邦題がミスリード。

原題は「100 Things You Will Never Find: Lost Cities, Hidden Treasures and Legendary Quests」 と、はっきり
「失われた都市、隠された秘宝そして伝説的な探求」と書かれている。
(ところで、-1は何なのだろう?)

そうした前提で読めば、それぞれの探求物語を素直に楽しむことができるだろう。

内容としては、1トピック2~3ページ。日本からは草薙剣と潜水艦イ52の金塊、阿波丸の財宝がエントリー。
失われたモノの多さもさることながら、
ナショナル・ジオグラフイック的な視点からすると、こういうトピック(ウォーターゲート事件時に、おそらくニクソン大統領が消した部等)もエントリーするのだなというのも面白いところ。
それぞれのトピックが詳細に掘り下げられているものではなく、誤りとは言えないまでも端折っている部分も多いので、気楽に楽しんでいただきたい。

なお、一部内容の見本がナショナル・ジオグラフィックのサイトで見られる。
こちらをご確認いただきたい。
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