ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

恐竜は滅んでいない   

恐竜は滅んでいない
小林 快次



近年の恐竜研究の歩みは早い。
外見的には羽の存在。進化史としては鳥類との関係と、
恐竜に興味がある人にとっては、かなりワクワクする時代である。

そして特筆すべき点は、アジアでの恐竜研究が大きな役割を果たしている点だ。
かつてはアメリカでの研究が主流でありほぼ唯一との印象があった。
しかし現在、中国・モンゴルで産出される極めて保存状態のよい化石は、
次々と古代史を書き換えている。

本書は、そうしたアジアでの化石研究の最先端に関わる、
日本を代表する恐竜研究者の一人、小林快次氏による、
現時点の恐竜概論といった趣き。
一編一編はさほど深く掘り下げられるものではないが、
自身の研究を踏まえた新しい恐竜像を示してくれる。

小林快次氏が関わる恐竜関係の本については、これまでもいつくか取り上げてきた。
それらと併せて読めば、近年の恐竜研究史のダイナミックな動きも分かるだろう。




▼本書でも触れられているが、恐竜が繁栄する前は、
現在のワニ類の祖先であるクルロタルシ類(Crurotarsi)がまさに恐竜のように多様化・進化していた。
多くの図版が用いられ、本書でしか見られないものも多い。
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▼短編により、最新知見を気軽に得られる本。
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▼ジュニア向けとして刊行されながら、中味は岩波新書並の濃さを誇る。
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▼刊行時点、非常に評判になった本。読み忘れてた。


【目次】
第1章 恐竜はすごい
第2章 長い時間軸で進化を見つめる
第3章 恐竜と鳥の間
第4章 食べて大きくなって
第5章 進化と絶滅の間
第6章 だから恐竜研究は面白い
第7章 日本とアジアの恐竜たち
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category: 恐竜

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