ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

世界遺産 姫路城を鉄骨でつつむ。 よみがえる白鷺城のすべて   

世界遺産 姫路城を鉄骨でつつむ。 よみがえる白鷺城のすべて
文藝春秋



姫路城の解体修理が完成した時、
「白すぎる!」という声があったことを覚えている。
報道などで、確かに白いなあと感じた記憶がある。

僕はあまり城には興味がないため、後になって「工事していたの」と思った程度なのだが、
本書を読んで、その背後に多大な工夫・努力があったことを知った。
数十年に一度の大事業を、もっとリアルタイムで味わっておくのだったと反省した次第である。

昭和の大修理の時には、木柱によって作業足場等が設置された。

今回は、鉄骨によるもの。
城を鉄骨で囲むだけでも相当な作業だが、世界遺産なだけに、何と地面に杭を打てないという。
また、建造当時とどうようの素材・技法で復元するという制約。

多くの難題に、現代の知識・技術が挑んだ記録が、本書である。
二度とみられないアングルでの、数々の写真。
大修理に携わった、職人・技術者の想い。

テーマが唯一無二なだけに、この一冊に籠められた記録も、唯一無二のものである。
僕のように、リアルタイムで楽しめなかった方にこそ、ぜひお勧めしたい。
同時代に、こんな大事業があったのだ。ああ、もったいないことをした。

【目次】
国宝をつつむ
素屋根の中で
素屋根の解体
ギャラリー 生まれ変わった白鷺城―秘蔵・リモコンヘリからの空撮写真
大天守保存修理 職人列伝
姫路城大修理の舞台裏 白鷺の譜(山本兼一)
歴史と人物―姫路城の奇跡、それを支えた人々
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category: 技術

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