ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

地図と写真から見える! 日本の街道 歴史を巡る!  

地図と写真から見える! 日本の街道 歴史を巡る!
街道めぐりの会



現在の道が、道の全てではない。

過去の風景を思い浮かべるとき、さすがに構造はともかく、
ルートや道幅については、つい現在の道を思い浮かべる。

だが、人の暮らしや為政者の考えにより、道は幾度も変遷を重ねてきた。
また、その道が対象とするものも、人、馬、鉄道、車と、
時代の要請により変わっている。

だが、道はあまりに身近な存在であり、その変遷が語られることは少ない。

だから、かなり能動的に動かないと、「道」を知ることはできないと気づいた。

本書は、「地図と写真から見える!」という言葉どおり、
ビジュアルを前面に打ち出し、各地の街道を紹介するもの。
「街道」とあるが、いわゆる五街道だけではなく、
熊野古道、若狭街道、四国八十八箇所、石見銀山街道など、
【目次】にあるように、宗教や生活に密着した「道」も多数収録しているのが、特色である。

挿入された写真などもかなり精力的に集められていて、
各地の歴史をイメージする助けになる。

例えば、「中山道の一里塚」のコーナーでは、
慶長6年(1601)に江戸幕府が街道に一里塚(約4kmごとの塚)を整備させた、という話題について、

整備は道の両側にさせた、という点に対しては、「中山道分間延絵図」で、
道の両側に一里塚がある図を示す。

また、一里塚の特徴として、周囲は9m、高さ3mで、中山道にはエノキと松、日光街道には杉と、街道によって植える樹が決まっていた、ということを紹介し、
今須宿の一里塚(昭和30年頃取り壊されたが、平成2年に復元)の写真(エノキが植えられている)を添える。

また、「じゃあ日光街道は?」と思ったとき、当該街道も収録されていて、楽しい。

かなり細かな道まで収録されており、どの地域の方にとっても、地元付近の古街道を知る良い手掛かりになるだろう。

随所に現在の写真も収録されていて、
「この道を歩けば、この風景に出会えるのか」と、旅に出たくなる一冊である。


【目次】
折込 街道ルートマップ( 東海道・甲州街道・中山道 )
1章 一生に一度は行きたい街道
2章 祈りの道
3章 庶民の道
4章 戦いの道
5章 街道の基礎知識


ここで、街道に関する本を紹介しておく。

レビューはこちら


レビューはこちら


関連記事
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 歴史

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://birdbookreading.blog.fc2.com/tb.php/505-2e660d2b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

中の人

アクセス

RSSリンクの表示

最新記事

カレンダー

アクセスランキング

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム