ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

鉱物ハンティングガイド 知れば知るほど奥深い! 鉱物採集の世界   

鉱物ハンティングガイド 知れば知るほど奥深い! 鉱物採集の世界
松原 聰



「石ころ」については、「日本の石ころ標本箱: 川原・海辺・山の石ころ採集ポイント」」(レビューはこちら)や「海辺の石ころ図鑑」(レビューはこちら)があるが、これらはあくまで「自然の石」を楽しむもの。

一方本書は、鉱物-すなわち、特定の化学的組成による結晶を採集しようとするもの。
石ころが様々な結晶の混合物であることに対して、純粋な結晶を求めようというのだから、こちらの方がハードルが高いことは容易に想像できる。

とりあえず、手元にある分かりやすい鉱物標本はこちらの、いわゆる「砂漠のバラ」。
砂漠のバラ
造形の妙、とはこういうものをだろう。

また子どものころの坂出駅の貨物列車の待避所付近では、
銀色の石を拾うことができた。
大人になって話をしても誰も信じてくれなかったのだが、
幸い1個だけ手元に残っていた。
赤鉄鉱
おそらく、赤鉄鉱。坂出市番の洲町の製鉄所に運んでいたものだろう。

こうして見れば、金や水晶まで行かなくても、特定の結晶の美しさは、やはり単なる「石」とは異なるものがある。
機会があれば、探してみたいものだ。

さて、本書は「ハンティングガイド」とあるが、
正直なところ、本書だけで鉱物ハンティングができるようになる内容ではない。

しかし、鉱物採集とはいかなるものか、まずそれを知っておく入門書として、本書は価値がある。

本書読了後、僕は「香川県にはどんな鉱物があるのか」と気になった。
残念ながら他地域に比べれば、鉱物産地としての魅力は薄いようだ。

しかし、お住いの地域によっては、新しい発見、楽しみを得ることができるかもしれない。


【目次】
INTRO 鉱物の魅力とお宝発見の喜び
Part1 これだけソロエテ! 鉱物ハンティングの下準備
Part2 山で河原で海岸で、探し方の秘訣がこれだ!
Part3 鉱物採集のじょうずなハウツー
Part4 あなただけの世界一のコレクション
Part5 汚くても割ってわかるお宝のスゴミ
Part6 空から飛んでくる石のプレゼント
Part7 ながめても楽しい石の数々の利用法
Part8 トラブルや危険を前もって知っておく!
[コラム]
1.鉱物で生計を立てるプロがいる
2.世界の隕石ハンター
3.鉱物・鉱石オークションのおもしろさ
4.今でも鉱物の新種が世界から次々と発見
5.鉱物・鉱石はこんなところで役立っている
6.びっくり! アフリカの石けり石が、ダイヤモンドだった?
7.白金とプラチナは同じ?
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