ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

デザインマンホール100選―阿寒から波照間島へ旅歩き  

デザインマンホール100選―阿寒から波照間島へ旅歩き
池上 修,池上 和子



いつの頃からか、華やかなマンホールを見るようになった。
見かけるのは、人口の多い街中が多い。
考えてみれば、多くのマンホールの下水用なので、下水整備が進む都市圏において良く見かけるのは、当たり前だ。
だが、どうしてこんなにデザインに凝る必要があるのか、正直ちょっと分からない。

本書は、このデザインマンホールを100のテーマに分類し、
各テーマにつき複数のマンホールから1枚「これ」というのを選出している。
だから、1テーマ(見開き)につき複数のデザインマンホールが掲載されている。
100種のマンホール、ではない。
数える気にもならないが、1テーマ3種掲載としても、300種以上である。
これを撮影する熱意もすごいが、これほどのバリエーションを生み出した社会もすごい(驚嘆ではなく、茫然)。

本書によると、デザインマンホールの先駆けは1977年(昭和52年)、那覇市だったという。
下水道整備の多くが市町の事業だから、マンホールに市町章を入れる程度のデザインの差別化はあっただろう。
よく分からないが、そういう「市町単位でデザインする」習慣と、
デザイン化して殺風景なマンホールにも潤いを、という思いが直結したのかもしれない。
それがいつしか、「景観に配慮した都市のマンホールはデザインしなければならない」という、強迫観念めいた先入観が形成されているのではないだろうか。
しかし景観に配慮といっても、マンホールを隠すのではなく飾り立てるという方向性には意表を突かれる。何とも不思議な文化だが、他国にもあるのだろうか?

マンホールのデザインなんて本当にどうでも良い話だが、
個人的には、カラー化までする必要はないだろうし、
そこまでの熱意とエネルギーを注ぎ込むモノではないだろうと思う。
しかし、こうしてマンホール本まで出版されるところを見ると、
それなりに評価している層もあるのだろう。よくわからない世界である。

ただ、近年は、市町合併による統一や、路面と一体化する見た目のマンホールも増えているという。
カラーデザインマンホールは減っていくのかもしれない。

とりあえず、通勤路のマンホールを撮影して見た。
これがカラーマンホール。
マンホール・カラー

単色バージョンはこちら。これでも十分自己主張している。
マンホール・単色

こうしてみると、実はカラーバージョンと単色バージョンでデザインが異なっている。
これ、やっぱりこれほど労力を注ぐようなもんじゃないと思う。
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