ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

新書がベスト (ベスト新書)  

新書がベスト
小飼 弾
【良かった度】★☆☆☆

新書がベスト (ベスト新書)新書がベスト (ベスト新書)
(2010/06/09)
小飼 弾

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 書評ブロガーとして有名な著者による、新書ガイド。

 ・片手で読める新書がベスト
 ・ハードカバーは装丁でごまかせる
 ・ハードカバーで気になるテーマがあれば、同様の新書がある
 ・本当に良い本はハードカバー以外の形態でも刊行される

等々から、著者は新書を数多く読むことが「生き残る」ためには新書を大量に、また様々なジャンルで読むことが必要と、と語る。

 その主張には一理あるが、そこに留まる。
 新書は出版社からすれば簡単に出せる形態なので、ダメ本や流行本を出す率も高いと思う。ある程度の読書習慣をつけるまでは、まあ新書か文庫に拘るのもいいかもしれない。
 しかし本に対する嗅覚ができれば、版型に関係なく、「読みたい本」を見出すことができる。その段階で、「新書じゃないから」「文庫になるまで」と保留するのは、本末転倒だろう。

 ハードカバーから文庫・新書になる段階で、カラー写真が除外される、または白黒になる、ということもある。逆に、そのタイムラグの間に著者が加筆訂正して、より良い本になることもある。そこをうまく選り分けるのは経験でしかない。正直なところ、「ハードカバーで読みたい」と思う本もある。
 
 また、数を多く読むのには新書が良いが、別にそんなことは、「本」にするほどのことでもない。

 貧乏だが大量に読みたい学生の頃には(今も同じだが)、選択の余地なく、新書・文庫・古本しか手を出せなかった。そういう時期的な必然もある。ハードカバーを買える財力があるなら、あえて形態で選択肢を狭める必要はないと思う。

 さて、PartⅢはレーベルごとの特徴を説明している。かなりマイナーなものもあり、本書の価値はこの章にあると思う。ただ、ある程度本を読んできていると、ああそうだな、と改めて感じる程度であり、実際にはやはり本棚かAmazonなどでタイトルを見て逡巡することになるだろう。

 ちなみに僕は、中公新書→岩波新書 → その他の新書 と本屋ではチェックする。自分の興味に合うレーベルがわかっていると、便利である。

【目次】

序章 生き残りたければ、新書を読め

PartⅠ 新書の買い方、読み方

PartⅡ 新書を10倍生かす方法
①タイトルから本の出来を測る
②ダメ本も味わう
③疑うことを楽しむ
④洗脳されずに自己啓発本を読む
⑤話題の本とは距離をおく
⑥ジュニア向け新書はこんなに楽しい
⑦複数の新書を同時に読む
⑧本で得た知識を活用する
⑨「超」整理法で本を整理する

PartⅢ 新書レーベルめった斬り!
 
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