ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

もたない男  

もたない男
中崎 タツヤ



どっちかといえば、僕はコレクションタイプ。
本だと、その著者の本を全部揃えたくなる。
野鳥の羽根や巣の標本も多数。
1993年前後には沙弥島で貝殻を拾い(その頃はとても様々な種類の貝を拾えた。今は養浜のために砂入れされて全くダメ)、切手もあるし、化石も買ってしまう。
際限なく物が増えるので、実家にいた頃は本当に足の踏み場もなかった。
子供の頃から、多数の蔵書とコレクションに囲まれた生活がしたかった。

しかし結婚後、なんとなくモノの溢れた生活が気になりだして、
わりと捨てる人になった。捨てられないコレクションはコンパクトに収納して、
それ以外は捨てる。書類も捨てる。いろいろ捨てる。
本も、10分の1くらいになったのではないだろうか。
でも、まだまだモノが多い。
どうにかしたいと思いつつ、また今年を迎えたしだいである。


さて、本書「もたない男」というタイトルどおり、著者中崎氏は持たない。

何でも捨てる。

昨今の整理術とは異なるのは、捨てられないモノは、部分的にでも捨てるところ。

椅子の背もたれは、不要だからカットして捨てる。

ボールペンは、使い終わった部分をカットして捨てる。

読み返すと思って残した新書と文庫が揃っていないのが気になる。
ホームセンターで万力と金尺を買ってきて裁断し、
新書の余白をカットして捨てる。
それだけ苦労したのに、それも全部捨てる。

今は、本は、読んでいる端から分解して捨てているらしい。
丁寧に、表紙は減った分に見合うようカットする。
でも最後には全部捨てる。

全部捨てるなら、途中で捨てなくてもいいじゃんと思うのだが、
氏の感覚では許されないらしい。

何かポリシーが在っての「持たない男」かと思っていたら、
ポリシーも何もない、ただ気持ちが赴くままのロックな「もたない男」なのである。
まさに想像を超える捨てっぷり。

掃除や整理やシンプルライフの技術的な参考には全くならないくせに、
読後、我が部屋のモノを見境なく全部捨てたくなる。
とても危険な本なのであった。
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category: 整理整頓

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