ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

放浪の天才数学者エルデシュ (草思社文庫)  

放浪の天才数学者エルデシュ
ポール・ホフマン
【良かった度】★★☆☆

文庫 放浪の天才数学者エルデシュ (草思社文庫)文庫 放浪の天才数学者エルデシュ (草思社文庫)
(2011/10/04)
ポール・ホフマン

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 ポール・エルデシュ。数学を愛し、問題を解き、また仲間と解くために、スーツケースに荷物をつめ、世界各地を旅して生きた男。数学以外には身の回りのことは何もできなかった男。しかし多くの数学者は彼を愛し、彼と共に数学の世界を探検することを喜びとしていた。

 1913年3月26日-1996年9月20日。彼がつい20年前まで生きていたことに驚く。こうした人物が同時代にいることを知っていたら、どんなに勇気づけられていただろう。

 数学は不思議な学問だとつくづく思う。全てが頭の中の勝負である。観察や実験を伴わないため、いつ・どこででも可能である。しかしそれは裏返せば、いかなるときも数学から離れることはできないということだ。でも、生活には雑事がつきものだ。だから多くの数学者は、生活と数学の間でバランスをとっている。

 エルデシュは、最初からバランスをとることなど考えてもいなかった。

 しかし彼は、数学と素晴らしい人間性とのバランスはとっていた。
 多くの仲間にアイディアを与え、例え自分が結論をだしても、皆との共著として残している。共著がある人は、エルデシュナンバー1が与えられている。数学者の間では、本当に愛されていたんだなと思う。
また彼は、子どもを愛した。本書の巻頭にいくつかの写真があるが、子どもとの写真2葉だけ、エルデシュは笑っている。

 なお、もしかしたら、と思って探したら、YOUTUBEに映像も残っていた。
 例えばこれ。
  https://www.youtube.com/watch?v=my0L2icGooU
 ※YOUTUBEの日本語検索ではヒットしない。「Paul Erdős」とかで検索されたい。

 なお、ちょっと分厚く、淡々とした内容。読みきるのは体力が必要。
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category: 数学

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