ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑)  

増補改訂新版 日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑)
叶内 拓哉、上田 秀雄、 安部 直哉
【良かった度】★★★★

日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑)日本の野鳥 (山渓ハンディ図鑑)
(2011/12)
叶内 拓哉、上田 秀雄 他

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 一部で「叶内図鑑」と呼ばれる写真図鑑である。

 いわゆる山野と水辺の野鳥を1冊にまとめ、かつ性・齢・亜種の識別について最低限の写真・解説を掲載し、しかも分布図まで入れている。
 それまでに無く実用的な写真図鑑として、初版刊行当時はかなり衝撃的だった。「ほぼ全種を網羅する写真図鑑」の先駆けでもあり、日本の野鳥図鑑史(なんだそれ)のエポックメイキングな1冊である。

 私も長く愛用しており、自宅用と車載用の2冊を購入した。九州で車のフロントかリアに置きっぱなしで発車し、自車で轢いたのも昔のことである。

 今回30種を追加、ページも増加、既掲載種も写真・解説を見直して増補改訂版として刊行された。
 初版からもう10年以上経過していることに驚きだが、確かに内容的には過去の図鑑になりつつあっただけに、嬉しい改訂である。ただ厚さが4cm近くなり、その重さも相まって、図鑑というよりレンガである。

 ただ、形態を理由に買わないのは、識別力の向上にそれほど食欲でない人くらいだろう(海外のHandbookなんてレンガどころかブロックである)。若干紙質が良く(厚く)なったような気もするが、私の初版が経年劣化しているだけかもしれない。

 類書はあるものの、やはり最新知見と写真が掲載された写真図鑑として、ちょっと野鳥に詳しい層は必携だろう。 また初心者でも、自宅でぱらぱら見て野鳥に馴染むのに最適な1冊である。
 
 なおセアカモズの写真キャプションが「高松市」となっているが、「まんのう町」の誤りである。香川県におけるセアカモズは、2007年1月14日~4月25日に、まんのう町の県立満濃池森林公園で観察・撮影された個体のみである。
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category: 野鳥

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