ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

聖書と神話の象徴図鑑  

聖書と神話の象徴図鑑
岡田温司



西洋絵画-特に神話や聖書、伝説を描いた作品は、寓意とシンボルのに溢れている。
一見よく分からない小物にも、様々な意味が込められている。
その多くは一定の約束事の上に成立しており、
その知識が西洋絵画を「読み解く」前提となる。
例えば、聖人とあわせて描かれる属性(アトリビュート)。それを知っていれば、使徒とキリストを描いた作品でも人物の特定が可能となり、そこから絵画が描いた世界が分かってくる。

本書では、それらアトリビュートをはじめ、
様々な絵画を紹介しながら、それらに込められた寓意を説明していく。
オールカラーであり、西洋絵画に興味がある方には便利な一冊になるだろう。

それにしても、
皮を剥がれた聖人バルトロマイのアトリビュートが皮剥ぎナイフで皮革業や毛皮商人の守護、
ペンチで歯を抜かれて下顎を砕く拷問を受けた聖アポロニアのアトリビュートがペンチで歯医者の守護っての、
やっぱり悪趣味な気がする。そこは呪うところではないのか。

なお、類書に「名画でたどる聖人たち もう一つのキリスト教世界」(レビューはこちら)がある。
こちらは聖人に特化しており、聖人に興味がある方にはこちらをお勧めする。

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category: 美術

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