ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

散歩で見つける虫の呼び名事典  

散歩で見つける虫の呼び名事典
森上 信夫




野鳥観察会でよく言うのだが、名前を覚えるのは後でいいと思う。

とにかく野外に出ること。
自分で見て、様々な異なる野鳥(生き物)が身近にいることを実感すること。
その特徴をメモすること。

そうすれば、帰ってから名前はチェックできる。
また名前を覚えられなくても、次回見た時には「あ、前に見たものだ」と分かる。

それを繰り返していれば、いつの間にか名前は覚えるものだ。

また、自宅でぱらぱら図鑑を見ていれば、各分類群ごとに和名のクセがあるので、
何となく覚えるものである。

いずれにしても、「名前を覚えられないから野外で識別できない」というのは有り得ないのだ。
生き物の楽しみは、名前を覚えることではない。


とはいえ、確かに名前を知っていれば親しみもわくし、
名前が体を表すことも多々あるので、知っておいて損はない。

そこで自宅で見る昆虫図鑑として、本書をお勧めしたい。

本書では、季節ごとにほぼ全国域で普通種の昆虫類を取り上げ、
1~2ページに1種のゆったりしたレイアウトで紹介する。

写真は最近はやりの、かなりシャープな、背景を取り去った生体の写真。
昆虫は死ぬと色が変わったり体勢が変わるものがあるので、ありがたい。

そして名前の由来を紹介している。一方、生態に関する解説は、ほとんどない。
だから、一見したイメージと、名前を頭の中で連結させるだけの本となる。
ただ昆虫類は、極めて種数が多いので、
生態は各種の「蝶類図鑑」「甲虫図鑑」に委ねるのが正解だろう。

そう割り切って考えることができる方には、楽しい図鑑である。


【目次】
春の虫
 モンシロチョウ―紋白蝶
 ギフチョウ―岐阜蝶
 ベニシジミ―紅蜆/紅小灰
 ヤマトシジミ―大和蜆/大和小灰 ほか
夏の虫
 アゲハ―揚げ羽
 ツマグロヒョウモン―褄黒豹紋
 ホタルガ―蛍蛾
 コスズメ―小雀 ほか
秋の虫
 キタテハ―黄立て羽
 モンキチョウ―紋黄蝶
 キタキチョウ―北黄蝶
 クロコノマチョウ―黒木の間蝶 ほか
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category: 昆虫

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