ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

ぼくは「しんかい6500」のパイロット  

ぼくは「しんかい6500」のパイロット
吉梅剛



微生物ハンター、深海を行く」(レビューはこちら)でも書いたが、
「しんかい6500」を有する独立行政法人海洋研究開発機(JAMSTEC) がらみの書籍の刊行が続いている。

本書の表紙写真も、「微生物ハンター、深海を行く」と全く同じ「しんかい6500」の写真。
「ああ前にも見た本だな」と思って間違われそうである。

で、本書はそのものズバリ、「しんかい6500」のパイロットの自伝的活動紹介である。
人に歴史ありっていうけれど、皆さん色々な紆余曲折とドラマを経ているなあと改めて感動した。

ダイオウイカ調査や高井研氏とか、当たり前のように「しんかい6500」で潜っているけれど、
このレベルの潜水調査船を維持・運用する大変さ、裏話が本書で綴られている。
なかなかドラマチックであり、世が世ならプロジェクトXであろう。

こうした見知らぬ分野のスペシャリストの話って、本当に面白い。
しかもこれほど深く潜れる有人潜水調査船は
世界で7隻のみ。
(アルビン(米) / ノチール(仏) / ミールI&II(露) / しんかい6500(日) / コンスル(露) / 蛟竜号(中) )
もちろん日本ではこれ1隻だから、
大深度有人潜水調査船の話としては、本書は日本唯一である。これを読まずにいるのはもったいない。

【目次】
はじめに
第一章 「しんかい6500」と深海への旅
第二章 深海で出会った生きものたち
第三章 そして、「しんかい」のパイロットへ
第四章 「しんかい6500」での初潜航
第五章 整備点検も自分たちの手で
第六章 「しんかい2000」で訓練を積む
第七章 深海に生まれしもの
第八章 逃げる潜水船、喜ぶ研究者
第九章 調査潜航までの長い道のり
第十章 潜航中止を決断するとき
第十一章 深海に挑んだ人びと
第十二章 音響を制する者が深海を制す
第十三章 「しんかい6500」の未来像――新しいステージへ
おわりに
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