ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島  

日本の恐竜図鑑:じつは恐竜王国日本列島
宇都宮 聡,川崎 悟司



恐竜が大好きだった。
「ティラノサウルスの骨を触れる!」とかいうイベントに行き、
てろっと触ったことがある。あれば高松三越の恐竜展だったか。もう30年以上前だろう。

また、「のび太の恐竜」がリアルタイムだった。あんな風に家の近くで化石が出ないかとワクワクした覚えがある。

しかし大きくなるにつれ、日本で恐竜化石が産出されるのはごく限られた地域であること、
香川県はそうした地域では無いことなどを知った。
自分で化石を見つけるという楽しみは横に置き、
恐竜展に行ったり、販売している化石を少し集めているくらいである。

しかしもう10年以上前になるが小豆島の知人に、
珪化木の破片が転がる海岸に連れて行ってもらった。石の化石である。

また雨滝山に野鳥観察会を開催した際、化石が産出する場所を教えてもらった。柔らかい石というかカタマリの中の植物化石。
いわゆる「化石」のイメージとはほど遠いが、それは自分の住む土地と、初めてリアルに直結する化石だった。
いつかまた探しに行きたい。そんなワクワクが、心の底に燻ることになった。

本書は、そんな気持ちに火をつける危険な一冊である。

日本各地で発見された主要な化石、その発見状況、復元予想図が収録されており、
約40種の恐竜・魚竜等を掲載。
「フタバスズキリュウ」の印象の強い僕としては、
いつの間に日本でこれほどの化石が発見されたのかと驚くほどである。

また、著者の一人は、日本中で化石を採集している化石ハンター。
本書収録の化石のいくつかは著者が発見したものである。

国内最大の肉食恐竜の牙化石だの、九州初のクビナガリュウの化石だのの、目を見張るような成果が多いのだが、その発見の経過が、本書にはいくつか収録されている。
これも、「日本化石発見紀」という珍しい冒険譚であり、ワクワクさせてくれる。
実際に採集に行っているような方はともかく、
ごく普通の恐竜好きの方には、ぜひお勧めの一冊である。

なお同著者陣により、恐竜以外の生物群を中心とした類書がある。こちらも良い。





【目次】
鳥たちはここから始まった―獣脚類
もっとも巨大に成長した恐竜―竜脚類
植物の変化に適応して進化した恐竜―鳥脚類
フリルをつけた闘士―周飾頭類
身を守るための装飾をもつ―装盾類
大空を支配した空飛ぶ爬虫類―翼竜類
恐竜時代を通じて栄えた海生爬虫類―長頚竜類
魚竜の地位を受けついだ海のギャング―モササウルス類
恐竜周辺で生きていた動物たち―哺乳類・サメ類・カメ類


【メモ】
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