ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

日本の石ころ標本箱: 川原・海辺・山の石ころ採集ポイント  

日本の石ころ標本箱: 川原・海辺・山の石ころ採集ポイント
渡辺 一夫



野鳥観察などで、河原へ行く。
足元に、何の変哲もない石が転がってる。
手に取ってみると、様々な色や模様があり、
「堆積岩」だの学生の頃に覚えた言葉が浮かんでくる。

ところが、その言葉と目の前の石が、リアルに直結しない。

たかが石である。しかし、自分の住んでいる場所の「たかが石」すら分からないとは、
何を学んできたのか、と情けない限りである。

ただ、世はパワーストーンばかり。
それはそれで興味ある分野だが、そういうスピリチュアルなことは抜きにして、
自然を楽しみたい。

また、石図鑑というと「鉱物」が多い。
そんなの身近に見つけられるものではない。

足元の「この石」は何か。少なくとも、何の仲間か。そういうリアルな世界を知りたいのである。

本書は、そうした期待に応えてくれる。
「日本の」と称してるとおり、北海道から沖縄まで、日本各地の河川の石を実際に採集し、
1箇所につき地図と12点弱の石の写真を掲載している。

わが香川では、
ランプロファイアで有名な白鳥海岸と、
大阪城の石垣の切り出し場所である小豆島の3地点。
ちょっと他地方に比較すると少ないのだが、
大きな河川がない悲しさである。

ただ逆に、では他の河川ではどうか、というモチベーションなはなりうる。

また、こうして並ぶと、日本各地での違いが明確になり、「たかが石」のくせに、
多様性に富む世界なのだと感嘆する。

石ころが多く転がる大河川が付近に数本ある地方では、
本書を参考に歩いてみるのも面白いだろう。
石は逃げないので、切羽詰まった夏休みの宿題にも良いかもしれない。


【目次】
※全国95箇所

付録01 石ころの種類と名前を知るキーワード
付録02 石ころ採集のための地形図と地質図
付録03 博物館・参考書
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category: 地学

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