ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

洞穴学ことはじめ (岩波新書 青版 688)  

「洞穴学ことはじめ」
著:吉井良三
【良かった度】★★★★ 殿堂入り

洞穴学ことはじめ (岩波新書 青版 688)洞穴学ことはじめ (岩波新書 青版 688)
(1988/04)
吉井 良三

商品詳細を見る


 本書は名前で損をしています。
 このタイトルでは、ケービング、洞窟探検が好きな人のための本としか思えません。

 実はこの本は、素晴らしい生物学の本なのです。全10章のうち、実に1~6章は、「洞穴」に棲むトビムシの調査記録です。

 トビムシとは、昆虫類の中でも、最も原始的なグループのひとつ。

 筆者は全国各地の洞窟性のトビムシを調べ、新たな視点から分類を確立し、分析を進めます。
 その結果、ついに太古の日本と現在の日本との違い(それが何かは伏せます)に至ります。
 
 非常にダイナミックな、本当に生物分類学の醍醐味を味わえる本なのです。
 生き物を「調べる」のが好きな方は、ぜひお読み下さい。

 また、洞窟探検の面でも、筆者はパイオニアとして有名だそうです。

 本書は埋もれた良書です。ぜひお勧めします。

関連記事
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 昆虫

tag: 昆虫  新書 
tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://birdbookreading.blog.fc2.com/tb.php/18-3b2d2fea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

中の人

アクセス

RSSリンクの表示

最新記事

カレンダー

アクセスランキング

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム