ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)  

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本
ヘレーン・ハンフ

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
(1984/10/10)
不明

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1949年10月5日、ニューヨークの女性放送作家、ヘレーン・ハンフが、
ロンドン、チャリング・クロス街84番地の古書店マークス社に、
古書を注文する手紙を送った。

マークス社で対応したのは、フランク・ドエル氏。

以後20年にわたって、ヘレーン・ハンフと、
フランク・ドエル氏をはじめとするマークス社の人々の間で、
お互いを慈しみ、支え、ユーモアにあふれた交流が続く。

時代は第二次世界大戦後、イギリスは僕らの知っている豊かな国ではなく、
人々は物資の欠乏に直面している時代。

本書は、
まだ見ぬお互いを気遣いあう優しさが溢れる、
往復書簡を収録したものである。

端々に出てくる古書名は、残念ながら英語圏でない僕には馴染みのないものも多い。
しかし併せて触れられる装丁の素晴らしさや、古書としての品格は、
洋の東西を問わず、本好きにはたまらない香りが漂う。

また、手紙を送り、それに対する返答を待つ楽しみ。
僕も以前、イギリスに野鳥関係の本屋に手紙でカタログを注文し、
何回か注文(もちろん)したことがあった。
お金がないので、送本方法は船便。
注文してから手元に届くまで、3カ月くらいかかっていたような覚えがある。
しかし手元に届いた段ボール包み、
それを紐解くときの香りは、今も忘れない。

ビブリア古書堂の事件手帖」のような推理ではないが、
ああいう古書の「世界」が好きな古書好きであれば、
本書は楽しんでいただけるのではないだろうか。

再読を機に調べてみたら、映画化もされている。
こちらも評判が良いようで、
いずれ見てみたい。

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アンソニー・ホプキンズ、アン・バンクロフト 他

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