ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

日本の幽霊事件 (幽BOOKS)  

日本の幽霊事件
小池 壮彦
【マニアックな探求度】★★★☆

日本の幽霊事件 (幽BOOKS)日本の幽霊事件 (幽BOOKS)
(2010/07/16)
小池 壮彦

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タイトルに魅かれて手に取った。
僕は知らなかったが、
著者は各種の怪奇事件を調査し、その成立過程や背景をさぐる、
言ってみれば怪奇事件専門のルポを書く方のようである。
よって筆者がいわゆる霊感的な解説を加えることもなく、
オカルト的な原因や風聞をそのまま掲載することもない。
徹頭徹尾、事実だけを探っていく、というものである。
おどろおどろしい話があるわけでもなく、怪しい現場を夜中に探るとかいうこともない。

その掘り下げが納得行くものかどうかは読者しだいだが、
本書によって、ちょっとした偶然の連鎖が、様々な伝聞を経るうちに定形化していき、
都市伝説となる過程がよくわかる。

霊の存在を肯定・否定するに関わらず、読んでがっかりすることはないだろう。

ただ、端々にある著者の個人的経験を見ると、ちょっと偏執的な危ない考えもお持ちのような気もする。

【目次】
軍都赤坂のメイド霊―麻布一連隊跡地
八百屋お七の足音が聞こえる―円乗寺境内
油面坂下の怪談―市場坂橋
お初殺し―浅草界隈
魔が呼ぶダム―多摩川調布堰
玉菊燈篭―吉原界隈
玉菊の墓―永見寺墓所
火除橋の怪火―日本橋界隈
水の女と、魔の淵と―荒川放水路
追ってくる屍体―中川鉄橋
桃色の幽霊―羽根木公園
三姉妹入水心中―どんどん橋
水道の祟り―玉川上水
妖しき痕跡を巡って―補章1
隠された八百屋お七の秘密―補章2
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