ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

BIRDER (バーダー) 2012年 03月号 [雑誌]  

「BIRDER」文一総合出版 
やはり、まずはこの雑誌から初めるべきだろう。

BIRDER (バーダー) 2012年 03月号 [雑誌]BIRDER (バーダー) 2012年 03月号 [雑誌]
(2012/02/16)
不明

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 本紙は国内唯一の野鳥をテーマにした雑誌である。
 私は1994年頃から定期購読しているので、だいたい18年になる。
 とりあえず本紙の変遷を語る程度の資格はあると思うので、ちょっとトータルな感想を述べておきたい。

 この約20年を概観すると、野鳥観察・撮影愛好者数は確実に増加した。
 デジタルカメラ、デジスコが普及し、誰でも高倍率・鮮明な写真を撮影できるようにった。
 インターネットによって渡来情報を入手しやすくなった。
 良質の写真図鑑が出版され、洋書の入手も簡単となり、識別に関する知見も広がった。

 とりあえず、層も厚く、質も向上したと言って良いだろう。
 ならば本紙もかなり充実しただろうと思われるが、残念ながらそうではない。

 最も多数の層、おそらく「珍しい種を観察・撮影するために、種と簡単な性くらいは識別できる層」にアピールするため、写真は大きく、細かい識別は少なく(識別に関係の無い生態記事はもっと少なく)なった。
 まあ、野鳥のグループ、季節性に大きな変化は無いので、毎年同時期には同じテーマになりがちなのはやむをえないが、それでもかつては、詳細な識別・生態に関する単発記事や連載が少なからずあり、毎号に資料的価値があった。 実際私は2冊購入し、1冊を保存、1冊をスクラップして整理用としていたものだ。

 しかし最近はそこまでの魅力を感じない。自分自身の知識が増えた物足りなさもあるが、やはり全体的な内容レベルは低くなっているだろう。(時々ハイレベルな記事はあるが、頻度は少ない。)

 とは言え、唯一無二ではあるので、購読をやめることもないだろう。
 とりあえず本紙が継続するうちは、マニアックな記事や図鑑が期待できる。

 愚痴は以上として、今月号のレビューに移る。
 
 残念ながら上に述べたとおり、ちょっと目先の変わった特集を思い立ったと見られる。参考になるかと言えば、正直ならない。
 それぞれの道のスペシャリストを「図鑑的」に紹介するのではなく、
 例えば各氏の情報収集・識別・撮影・データ整理の方法等を細かく紹介する方が有用ではなかっただろうか。

 「人の図鑑」、というコンセプトだけが走った残念な号となった。
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category: 野鳥

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