ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

「ぼくらの昆虫採集」僕も昆虫採集、始めました。  

ぼくらの昆虫採集
養老 孟司、奥本 大三郎、池田 清彦



昆虫採集といえば、標本に直結する。
特にそれが悪いなんて言う気は毛頭なく、むしろ昆虫を同定する力を養うためには、標本を避けることはできない。
また逆に、標本として残せるからこそ、昆虫という極めて多彩な生物を知ることができるのだろう。
(写真だけなら、現在ほど分類は進んでいまい。)
また、標本化することで、地域の昆虫相を確実に資料化できるメリットもあるだろう。

野鳥の場合、観察か撮影という接し方しか、できない。
そのため、自身の経験を記録にするには、何らかの媒体に転化する必要がある。
昆虫ほどアマチュア研究者が育たないのは、そこにハードルがあるためだろう。

ところで僕自身は、生きものを採集しない野鳥屋である。
子供の頃から昆虫にも興味があったが、そちらには進まなかった。大きなハードルは、標本化の方法である。
インターネットも無い時代、身近に虫屋がいなければ、適切な標本化なんて知ることはできなかった。

そうして悶々と数十年を経たわけだが、
こうして本書のように堂々と昆虫採集に誘われると困ってしまうのである。

本書は、養老氏を始め、近年の昆虫採集伝道者として有名な御三家による、
昆虫採集解説本。
「捕る」、「標本を作る」、「見る」、「情報・資料」の4章から成り、
巻頭には実際の採集記も掲載している。

ごくごく基本的な捕獲方法から、展翅・展足等の標本化、網や標本箱、針の種類や価格(本書時点)、
そして昆虫博物館や専門店の情報など、
全くの素人がワクワクする情報が満載である。
昆虫採集に微妙に興味がある層にとっては、背中を押す一冊となるだろう。
実際僕も、少しずつ昆虫採集を始めてしまった。

そうして改めて感じたことは、日本の生物の多様性と、
全ての生物には進化が絡んでいること、そしてその分布には、歴史的時間と地史が密接に関係しているということ。
昆虫は、野鳥とはまた違ったスケールでの世界の見方を教えてくれるようだ。
せっかく多くの生物に恵まれた日本にいるのだから、多くの生物を見て、理解していきたいと思う。

【目次】
第1章 「捕る」
第2章 「標本を作る」
第3章 「見る」
第4章 「情報・資料」
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 昆虫

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 1

昆布のこと、全て分かります。「昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)」お勧めの一冊!!  

昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)
奥井 隆



最初に記しておくが、本書はアタリである。何か良い本はないかなと探している方は、ぜひ。

昆布。
日本人には極めて馴染み深い食材である。出汁も取り、昆布巻きにし。
ちなみに我がうどん県では、昆布の天麩羅がトッピングにあるうどん店も少なくない。

だが、その昆布について何を知っているのか。
日本人にとって、昆布はいかなる食材だったのか。
そして、昆布の流通を支える商人は、いかなる人たちなのか。
さらに、昆布にはいかなる種類があり、どう調理すべきか。

こうした日本人が知るべき(そして知らない)事実を、創業140年を誇る昆布商の主人が自ら紹介してくれるのである。
これが面白くないわけがない。

本書大きく6章で構成される。

【目次】
第1章 昆布が礎となった日本の近代化
第2章 昆布商の140年
第3章 昆布とワインの意外な共通点
第4章 永平寺の御昆布司
第5章 母乳と同じ「うま味」がある
第6章 世界の美食の舞台へ

まず第1章。
「続日本紀」(797年)において、蝦夷地から朝廷に献上していることが記述されている昆布。
江戸時代初期にはまだ贅沢品、ハレの食物だったが、
北前船の発達により日常的な食材に変化する。

「北前船」は学校でも習うが、なぜ日本海側の福井県周辺で発達したのか?
その答えも紹介されている。

江戸時代、松前藩は米が作れないため、現金を得るために近江商人に漁場の権利を売り、金を得ていた。
(近江商人は全国に販売ネットワークを作り、蝦夷地にも進出していた。)
そして近江商人が、蝦夷地の海産物を運ぶために開発したのが北前船。
近江に港が無いため、隣国の若狭の小浜、敦賀港を活用した。
特に敦賀港は、大きく深い天然の良港であり、例えば1664年には、2670艘の船が出入りしたという。
また、品物筋(俵物、鉄、銅、材木等)と地域筋(津軽筋、秋田筋、薩摩筋等)など、90軒の問屋があり、全国に商圏をもっていた。

そして、そこから「昆布ロード」が生まれる。
昆布ロードとは、蝦夷地(北海道)で収穫された昆布が、日本海側から京都・大阪へ、それが薩摩・琉球を経て清(中国)まで届けられていたというルートのことだ。

実は薩摩藩が昆布を取り扱うようになったのも、密かな目論見があった。
当時中国内陸部では慢性的にヨウ素が不足し、甲状腺を患う人が多く、ヨード、カリウム、カルシウムに富む昆布の需要が高かった。
そこに眼をつけた薩摩藩は、昆布を密貿易することにする。
そこで眼をつめたのが、富山の薬売り。富山の薬売りは全国を22ブロックに分けて販売ネットワークを持っており、その内の「薩摩組」が薩摩藩内で営業する見返りとして、昆布の提供を要求した。
一方、富山の薬売りは、薩摩での密貿易により薬種を得ることができたので、Win-Winであったのだ。
こうして密貿易の主役は昆布となり(積み荷の80%以上が昆布だったという)、その収益が討幕の財源にもなったという。

第2章。では、その昆布とはどんな食材なのか。
昆布は14属45種、日本人が食用にしているのは10種程度である。
2年で成長するが、1年目は「水昆布」と呼ばれ、だしも出ないので収穫されない。
2年目の夏に収穫。8月の旧盆までに収穫するものが最もよく、「走り」と呼ぶ。
それ以降は「后採れ」(ごどれ)。厚く黒々としているので良さそうに見えるが、ぬめりが強く、アクが出やすい。

自然食材ゆえ、年、浜によって味が異なり、さながらワイン同様である。

乾燥は、浜に砂利を敷き詰めた「干場」に干す。2時間ごとに昆布を少しずつ移動させ、また裏返す。
昆布を収穫したその日に乾燥させる必要がある。
この大きな手間のために、最近は機械乾燥が多いらしい。

だが、天日乾燥すると昆布の中に適度な水分が残り、表面に白いもの(マンニット)が生じる。
これは糖分と海水の塩分が作用して生じるうま味の一つと言われているが、
機械乾燥だと黒々とするものの、マンニットは生じにくいそうだ。
そう言われると、店舗にある安い昆布は、黒いぞ。

しかも、熟成することにより、昆布は旨味を増す。
それを「蔵囲昆布」と言い、敦賀では、もともと蔵で熟成させる伝統があったという。
だが熟成(乾燥)により重さは減り、扱い方によってはカビが生えるため、商品価値を高めるためのリスクが多く、
近年は避けられている。
だが著者の店では1992年に復活させ、1989年から現在までの全てを残しているとのことだ。

ここまでで、本書の前半である。
後半には商人としての矜持の話、永平寺との関わり、旨味の話など、興味深い章が続いている。

古臭い食材と見がちだが、日本の食事からは欠かせない昆布。
もっと良く知るために、本書は必読である。中学生の課題図書にしても良いくらい。

なお、著者の店「奥井海生堂」のホームページはこちら。http://www.konbu.jp/
アドレスがkonbu.jpなんて、もう惚れ惚れするくらい潔い。
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: ノンフィクション

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

赤トンボを、今年見ましたか?「いつもトンボとにらめっこ (ノンフィクション・生きるチカラ4)」  

いつもトンボとにらめっこ (ノンフィクション・生きるチカラ4)
谷本 雄治



久しぶりに、秋津島、という日本の古称を思い出した。秋津とは、トンボのことである。
日本書紀やら古事記において、日本のことを秋津島、秋津洲、蜻蛉島(あきつしま)などと呼んでいるように、
かつて大和政権があった時代・場所では、水田や林縁に生息するトンボは、相当なものだったろう。

今もそれを彷彿とさせるのが、秋のアカトンボである。
昔に比べれば(いつの時代の人もそう言うのが進歩がないところ)、かなり減少したものの、
今でも地域・場所によっては群に出会うことは少なくない。

ただ、アカトンボとつい一口に言ってしまうが、アキアカネやウスバキトンボなどなど、
様々なトンボが含まれる。
それを認識せず「アカトンボ」と言って扱ってしまうところが、溢れる自然に対する日本人の甘えだろう。

というのも、「アカトンボ」と言っているうちに、かなり減少どころか、地域によっては激減しているからだ。
そこには、アキアカネ、ウスバキトンボ、ノシメトンボ、ショウジョウトンボ、ミヤマアカネなどなど、
それぞれの種の生態と生息環境の変化が密接に関係しているはずである。

ある地域の「アカトンボ」(A種)の減少をもって、
別の地域の「アカトンボ」(B種)の原因を読むことはできないし、対策も立てられない。
そうした生物として見る視点を放棄しているのが「アカトンボ」という情緒的な見方であり、
それは風物詩としては良いものの、
自然保護に対しては、やはり上記のとおり甘えた見方と言わざるを得ないと思う。

さて、本書の主人公は、中学時代にトンボにはまり、以後、40年以上トンボ研究を続ける埼玉県の新井裕(ゆたか)氏だ。

新井氏は、トンボの調査や保護を続ける中で、
アカトンボの激減、そして近接する田圃であってもアカトンボ(ここではアキアカネ)がいる田といない田があることに気づいた。
そこでトンボを観察し、実際の田を巡り、卵から育て、その原因を探っていく。

アキアカネが生まれる田と、生まれない田の違いは何か。
そして、アキアカネの卵の発達と、耕作のタイミングの密接な関係が浮かび上がってくる。

結論はかなりシンプルだが、その発見を追体験するのがこの本の醍醐味なので、ここでは紹介しない。

また本書では、アキアカネが一度山へ移動する(個体が多い)ことについて、その意味、謎を探っていく。
その試行錯誤の過程で、僕らはまさに「トンボの不思議」へ誘われる。

ただし本書は、ジュニア向けの本であり、またスタンスも「生き方紹介」のようなものだ。
そのため、全ての謎や実験について、データや結果が詳細に記載されているわけではない。
新井氏が追究してきたトンボの生態を詳しく知りたい方は、
僕はまだ未読だが、新井氏自身による本(末尾に掲載)が良いかもしれない。




 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 昆虫

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

「空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日」最高峰で、登山隊は破綻した。  

空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 (ヤマケイ文庫)
ジョン・クラカワー



1996年5月10日、エベレストに登頂するツアー旅行が遭難。同ツアーや他の公募隊も含め、8名の登山家が死亡した。
今に至るまで、エベレストの最悪の遭難事故の一つとして数えられている。

この事故は、「エベレスト 3D」として、2015年11月現在上映中だ(公式サイトはこちら)。山岳映画(特に遭難実話もの)は雪山の美しくかつ迫力ある映画が多いが、予告編を見た限り、本作も期待できそうである。
なお、映画の原作は「生還」(著者はベック・ウェザーズ。本書の著者であるジョン・クラカワーとは別の公募隊に参加し、この事故に遭遇した)。今回紹介する本とは、別の本である。

さて、こうした遭難記録を第三者が記載する場合、聞き手のレベルによっては、技術面での知識不足や聴き取りにおける誤解・不足によって、どこまで事実を正確に把握できているかという問題がある。
一方、当事者が書く場合、技術的な面は回避できるものの、自身の行動に関するものだけに、そこには当然主観も入るし、主張もある。それは当たり前のことだ。
そして何より、いずれにしても遭難した後から書かれるために、全ての問題点は後から振り返ることになる。

ところが本書の著者は、アウトドア雑誌の記者(というか、山岳専門のフリーライター)であり、まさに山岳ツアーの現状・課題を伝えるために、このツアーに参加していた。
すなわち、参加当初から「ツアー登山」という形態に着目し、当時のツアー主宰者やガイド、参加者を客観的に記録する意識を持っていたのである。その点で、他の当事者が書いた本とは一線を画している。

おかげで、ベーシックな登山の知識はもとより、ツアー登山の興隆、背景、登山者からの要請、今回のツアー主宰者のロブ・ホールや、同時期に競うように公募隊を進めたスコット・フィッシャーらがいかに優れたクライマーであったかなど、
エベレストに至る以前の状況が詳しく語られている。
その上で、今回のツアーにおいて潜在していた特殊要因(参加者の問題等)、発生した不測の事態、どのようなミスが誘発されたかが語られるために、この事故が単なる不運の連鎖だったのではないということが明確に伝わってくる。
山岳史上でも例の無い事故の記録者として、著者が参加していたことは、ある意味幸いだったのかもしれない。

ただ、著者が当事者ゆえの限界もある。
例えば、もう一人の当事者-本書ではかなり批判的に描かれているガイド、アナトリ・ブクレーエフも、
この事件を記録を刊行している(「デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実」)。
こちらは未読だが、本書でも語られているとおり、事実認識や判断の評価において、かなりの対立があるが、
著者が当事者であるだけに、譲れない部分もあるようだ。

もちろん、各自がとった行動においては、真実は一つのはずだ。
だが、その行動に至った判断については、当事者のバックボーン、思想、経験、現地の極限状態等々、様々な要因がある。
そして、デスゾーンとも呼ばれる8,000m以上の世界においては、ごくさ些細な判断が、結果的に生死を分ける判断ミスになりうる。
それを事後に、(当事者であったとしても)それぞれの立場から云々することの方が、的外れかもしれない。
(なお未見だが、「エベレスト 3D」は、こうした確執が生じている部分はうまく描写しているようだ。)

むしろ、こうした大量遭難という特殊事例、一生に一度という程の事態であっても、(もしかしたら、無意識のうちに改変しているのかもしれないが)人によって記憶が異なるというのが、単純な事実と思われる。
こうした山岳遭難に限らず、数多の事件・事故において原因探求や再発防止を行うためには、まずはその点をきちんと踏まえておくことが重要なのだろう。
幸いにも、この大量遭難事故を教訓として、エベレストのツアーは改善されているようだ。

なお、この大量遭難事件では、日本人クライマー(難波康子氏)も犠牲となっている。
日本人がいるかいないかで事件の軽重が決まるものでは当然ないが、注記しておく。

▼映画「エベレスト 3D」の原作となった、ベック・ウェザーズによる一冊。


▼ガイド、アナトリ・ブクレーエフによる一冊。


▼エベレストの初登頂を巡る謎については、こちらがお勧め。(レビューはこちら)

 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 事件・事故

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

ネコと亀のいる癒しの日々。「亀のひみつ」  

亀のひみつ
田中美穂



我が家の近くは、ありがたいことに未整備の畦道が残る田圃と池が多い。
写真は、側溝から出られずに延々と進んでいたミシシッピ。
20150520_カメ
このように、身近に生きものを楽しめるのは良いのだが、物事にはやはり限度がある。

夏場の夜。道路は、カエルとカメのパラダイスと化す。
ヘッドライトに照らされた無数のカエルと、いい場所(まさにタイヤが通るところ)で固まっているカメ。
どんな無理ゲーかというような障害物競争である。
我が家はできるかぎり避けて走っているのだが、明かりも少ない田舎道、そのくせ通勤車は多いので、
特に雨上がりの夜明けには車に轢かれたカメとカエルが点々とある。本当にいやんである。

歩き回るのはクサガメが多く、池でぷかんと浮かんでいるのはミシシッピアカミミガメが多い印象だ。
何でカメは道を渡ろうとするのか。その先に何があるというのか。
そういや道端の畑で卵を産んでいるミシシッピアカミミガメも見たことがあるが、産卵場所を求めているのだろうか。

さて、本書は「苔とあるく」(レビューはこちら)の著者によるもの。
コケとカメ。面白い嗜好の方である。ぜひお友達になりたい。
で、本書は「うちのカメ」とのタイトルどおり、イシガメ等々を自宅で飼育している経験を踏まえた、思いつく限りのカメ読本である。

自宅内を徘徊するカメの行動といった話から、生物としてのカメの紹介(種類別紹介や生態・能力等)、
そして実際にカメを飼育する際の注意点と、これ一冊でカメが飼いたくなってしまうつくりである。
オールカラーというのが、また良い。

飼育中のカメは冬眠しない(させない)場合もあるとか、家でカメが卵を産んじゃうとか(その孵化のさせ方も収録)、
水替えの方法、エサなど具体的な情報も満載。

カメを飼うことに興味がない方でも、フィールドでカメに出会うことは多い。
本書はそうした時に、カメをより身近な生きものとして理解する手助けとなるだろう。

本書から派生する読み物としては、「カメのきた道―甲羅に秘められた2億年の生命進化 (NHKブックス)」(レビューはこちら)がある。生物としてのカメ、特にその進化史を知りたいならお勧め。

また、「うちのカメ―オサムシの先生カメと暮らす」は、いつか読みたいと思っている本。
それにしても自宅内でカメを放し飼いにするって、すごい。





レビューはこちら


▼同著者によるもの。レビューはこちら
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 爬虫類

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

「香川県野鳥香川県野鳥記録・研究報告集 Woodpecker Vol.3」地方の記録は、地元の人しか残せない。  

香川県野鳥香川県野鳥記録・研究報告集 Woodpecker Vol.3
香川の野鳥を守る会

Woodpecker3

全くの手前味噌である。
僕が事務局をしている「香川の野鳥を守る会」では、数年に1度、香川県の野鳥記録等をまとめた冊子を刊行している。
記録を残すことが保護の第一歩であると思っていること、
そして、現在のローカルな記録は、その地で活動している人間にしか残せないからだ。

前回の刊行から5年を経過。なかなか難産だったが、13件の正式報告と1件の調査報告、そして10件の重要な記録、
また寄せられた観察記録等、3種の資料を掲載。カラー写真が6ページ、本文68ページと、前号並のサイズとなった。

県外からすれば、「何でこんな種が重要なの?」というものもあるだろうが、
だからこそ、香川県という地域性が浮かび上がるというもの。
記録はもとより、種の選定から資料性があると言えるだろう。

また個人的には、資料の一つ、Woodpecker vol.1~3で掲載した記録を年表形式にまとめたものが、アイデア賞と思っている。
2000年~2015年に香川県で何月にどんな記録があり、それがWoodpeckerの何号に掲載されているかが一目でわかるというもの。
もちろん漏れている記録もあるが、それでも数年後、数十年後の誰かが、香川県の野鳥誌を概観するには重宝するだろう(と、願う)。

とりあえず、例によって県内の全図書館、県、鳥学会や山階鳥類研究所等の関係機関には送付済み。
第三者から見れば低いレベルかもしれないが、それでも愛好会等の会報ではなく、こうしてそれなりの体裁を整えた地方誌というのが野鳥では少ないので、それなりに資料価値はあると思う。

売価は1,000円、送料は80円。目次等その他の詳細は、こちら(守る会ホームページ)をご覧いただきたい。

また、vol.1からも含めた目次は、こちらに掲載している。
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 野鳥

thread: 趣味と日記 - janre: 趣味・実用

tb: 0   cm: 0

「米子水鳥公園の生態系と野鳥図鑑」人は、野鳥の楽園を創ることができる。  

米子水鳥公園の生態系と野鳥図鑑
中海水鳥国際交流基金財団



夕闇が迫る頃、次々と暗い空を彼方から近づく数々の影。
コハクチョウだ。
大きな水音を立てながら、月明かりに照らされた水面に次々と舞い降りる群れ。
しきり鳴き声が聞こえてくるのは、仲間を確認しているのだろうか。

また、早朝。
コハクチョウとカモ類の鳴き声しか聴こえない場所。
陽がぼ昇れば、コハクチョウは採餌のために一時、水鳥公園を離れる。
それでも、園内にはまだ多数のコハクチョウやカモ類が残っていて、
穏やかな水面のあちこちに浮かんでいる。

米子水鳥公園は、中海の干拓事業を実施する過程に作られた彦名干拓の一部を米子市が買い取り、
水鳥のサンクチュアリとして残したものだ。
水鳥公園を作ろうという時、実際に建築する過程、そして現在の運営に至るまで、
米子市民の方々の熱意によって支えられてきた、まさに市民による水鳥公園。
園内の一部を野鳥の楽園として立ち入り禁止にしておく一方、
水鳥が過ごしやすく、また観察もしやすいというバランスを保つために、
園のスタッフの皆さん、そしてボランティアの方々が、毎年尽力されている。
そのおかげで、いつ訪ねても気持ちの良い空間が保たれている。

後述するとおり、僕も個人的にとても馴染みが深い場所なので、ぜひ本書を多くの方に手に取り、
この素晴らしい公園を知っていただきたい。

その水鳥公園が、先日、開園20周年を迎えた。
本書はそれにあわせて、水鳥公園で過去に記録された野鳥を紹介するとともに、水鳥公園の楽しみ方や歴史を紹介するガイドブック。
各種については全長や鳴き声などの図鑑的な記載もあるものの、詳細な識別は掲載されていない。
だが、それが難点というわけではなく、
それぞれに付された、「水鳥公園ではどんな存在か」という説明が、やはり有り難い。
水鳥公園で見られる時期や頻度、そして特筆すべき行動など、
これらの事実は、常に水鳥公園で野鳥を見ているスタッフの皆さんならではの記述。
おかげで、水鳥公園の20年の鳥史を追体験できるというものだ。

確かに、図鑑というよりむしろ記念誌的な内容のため、
万人に役立つというものではない。
だが、米子水鳥公園という誇るべき野鳥の楽園を創り、維持してきた人々にとって、
輝かしい通過点として本書は残るだろう。

ところで、僕は鳥類標識調査(バンディング)の修行のため、
一時期、2週間に1回くらいのペースで米子水鳥公園に通ったことがある。
そんなに高頻度でもなさそうだが、香川県から鳥取県まで通っていたので、
瀬戸大橋の通行料で使用済みのハイウェイカード(懐かしいですね)がトランプのように溜まっていた。
金曜日の深夜に出発し、2日間日の出とともにバンディングの手伝いを開始して、日曜の深夜に帰るというプランだった。
大変だったが、野鳥まみれの生活と、熱意溢れる米子の諸先輩方のお話が、今の自分の基礎になったと思う。
振り返ってみれば、もう20年(!)近く前の話であり、しかも、もう10年くらい米子に行けていない。
初心を振り返るために、また近いうちに行きたいものだが…。

米子水鳥公園ブログをみると、
今冬も、賑やかで、楽しい冬になりそうである。

高速道路が雪だらけにならないうちに、僕の代わりに、ぜひ、訪れていただきたい。


【目次】
春のおすすめ野鳥
夏のおすすめ野鳥
秋のおすすめ野鳥
冬のおすすめ野鳥
What is汽水湖?―淡水と海水が混ざるふしぎな湖
渡り鳥のナゾ―水鳥公園にやってくる鳥たちのヒミツ
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 野鳥

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 1

化石、カニ、そしてTROPE。 2015年の秋。  

化石、カニ、そしてTROPE。 2015年の秋。

■久しぶりの化石探し
時間がぽっかりと空いたので、久しぶりに1人でおでかけ。
思案の末、化石があると思っている山へ。
そこに有るという保証も無く、以前息子と行った時には発見できませんでした。
ただやはり諦めきれず、空振り覚悟で探索。その成果が、これです。
IMG_9357

これが何と言われるとつらいのですが、質感からおそらく何かの化石っぽい。
IMG_9356

鼻息荒く、次こそ!と手に取った石が、これ。
IMG_9351

残念ながら体化石(生体が化石になったもの)ではなく、印象化石(体化石の、いわば凹型)ですが、
2枚貝の化石でしょう(と、思っている)。
IMG_9355
次はぜひ息子を連れて来たいのですが、どうもあとは無さそうな気配。新しい場所を探索する必要がありそうです。


■ウミウシは、いなかった。
家族にウミウシが見せたくて(どんな望みだ)、何度も訪れている坂出市沙弥島のポイント。
昔見た時期をフィールドノートでチェックし、潮時も確認し、今度こそ間違いなし!と訪れたのですが、
どうも昔見たような海藻の生え方ではなく、当然、ウミウシもいない…。
残念ながら潮流の変化か温度変化か、このポイントは見られなくなってしまったという気配が濃厚です。
がっくり来ましたが、家族は他の生きもの-イソギンチャクとかヤドカリとかを満喫。
で、タイドプールに来ると良く見つけるのが、カニの脱皮殻。
今回も1体持ち帰り、標本にしました。と言っても、軽く塩抜きしてポーズをつけて、乾燥させただけですが。
IMG_9367
イソガニかな。
IMG_9365
時間が経つにつれて色褪せて壊れるのですが、数年は、この磯遊びを思い出すよすがになるでしょう。


■TROPE は、最新学術論文のワクワクを発信する科学情報サイト だ!
お声掛けいただき、科学情報サイト「TROPE」に、本の紹介を載せていただくことになりました。
TROPEとは、
・生活を豊かにする最新科学情報を‘正確’に‘面白く’伝えたい!と願うサイエンスに関わるすべての人に活躍の場を提供します。
・科学情報を日々の生活に活かしたい!ワクワクしたい!と思うすべての人たちに、役立つ科学情報と共に知る喜びを提供します。
を目的としたサイト。最新の科学的成果が紹介されていて、確かにワクワクするサイトです。
今のところ、本ブログで紹介した本のうち、僕が強くお勧めの本を紹介したいと思っていますが…。
長い目で見てやってください<(_ _)>。
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 雑記:日々のこと

thread: 趣味と日記 - janre: 趣味・実用

tb: 0   cm: 0

シーラカンスもいいけど、日本人ならカブトガニ。「カブトガニの謎: 2億年前から形を変えず生き続けたわけ」  

カブトガニの謎: 2億年前から形を変えず生き続けたわけ
惣路 紀通



「生きた化石」という言葉から連想するのは、シーラカンス、そしてカブトガニ。
特にカブトガニの生息域がある西日本では、何となく身近な存在である。
瀬戸内海では何といっても岡山県笠岡が有名で、カブトガニ博物館もある。

そこで37年間カブトガニを研究し、退職を迎える著者によるカブトガニ本。
面白くないはずがない。

本書では、カブトガニの進化史だけでなく、
何といっても「生物」としてのカブトガニが紹介されていることが有り難い。
生きた化石といっても、カブトガニも、スズメやミミズと同じ生物である。
当たり前だが繁殖もする。
その生態を知らなければ、保護もありえない。

とはいえ、まず進化史で驚いた点から紹介しよう。
カブトガニは生きた化石、三葉虫から進化したと言われている。
その基本的な体構造(前体・後体・尾剣という3部分)ができたのは石炭紀末期(3億5000万年前頃)。
ただこの時点は、後体が体節構造の「ハラフシカブトガニ」だった(現在は体節構造がなくなっている)。

というのが、これまでの見解。
ところがし2008年、カナダ・マニトバ州で、オルドビス紀後期(約4億5000万年前)の、
後体が体節構造でない現生のカブトガニそっくりの化石が発見された(ルナタスピス)。
今まで考えていたより1億年も遡る可能性が出たわけだ。

カブトガニの進化史が書き換えられつつあるということで、続報を待ちたい。

次に、雄・雌の体の違い。
同じように見えるが、上面の体の形も違うし、後面の脚の形も違う。
どこが違うかは、ぜひ本書をお読みいただきたい。この違いが、カブトガニの繁殖に密接に関わっている。
ちなみに、体は雌の方が大きい。

さらに、活動期間。
何とカブトガニは、1年のうち3ヶ月ほどしか活動せず、9カ月は休眠しているという。

そのため、肝臓が大きい(付随する栄養を蓄える細肝管も多い)
活動するのは海水温が18℃以上、だいたい6月中旬~9月末とのこと。
僕はこの大幅な休眠期間が、大規模な気候変動を乗り切った一因ではないかと思うが、どうなのだろうか。

なお、産卵は6月下旬~7、8月の大潮中心の頃。
大潮の時に砂浜の一番奥で産卵すれば、次の大潮まで流されずに温められるからのようで、
カブトガニの繁殖行動も上手くできているものだ。

また近年注目されているのは、その「青い血液」だ。
僕らのようにヘモグロビン(鉄)が酸素を運ぶのと違い、カブトガニは銅が酸素を運ぶ。
そのため、血液は青い。

そして、その血液中には血球(アメボサイト)が大量に含まれている。
これを精製したのがラル(LAL)だが、この成分は、
カブトガニの体内に入ってきた細菌を素早くゼリーのように固める働きがある。
特に、病原菌が出す極めて微量の内毒素にも敏感に反応し、
現在、カブトガニの血液を使った検出法では、100億分の1gの内毒素も検出できるという。

こうした働きも、カブトガニという魅力あふれる生物が存在し、
シーラカンスとは違い、まだそれなりに人間と身近に生息しているからこそだ。

本書の著者が退官することは惜しいが、本書を礎として、
カブトガニ研究と保護がさらに推進することを願う。

▼シーラカンスについても、本シリーズで取り上げられている。レビューはこちら


【目次】
序章 カブトガニを守る意味
1章 カブトガニの進化をさぐる
2章 カブトガニの体のひみつ
3章 カブトガニの産卵
4章 カブトガニの発生と成長
5章 謎多きカブトガニの生態
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 節足動物

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

「ウイルス感染爆発」 エボラの悲劇は、まだ終わっていない。  

ウイルス感染爆発
NHK「エボラ感染爆発」取材班



2014年に、西アフリカで大流行した報道がなされた、エボラ出血熱。
現在、日本で関連情報をマスメディアが流すことは、たぶん無い(少なくとも、僕は見ていない)。
恐ろしいのは、自分が今日までそれに気づかなかったこと-無意識的にせよ、「対岸の火事」と感じていることだ。

本書のレビューに先立ち、思い立って外務省の海外安全ホームページを確認した。

2015年10月末現在、WHOによれば、10月4日までの全世界の感染者数は累計で28,457人、うち死亡者数は11,312人。
流行が激しいのは、ギニア、シエラレオネ、リベリアだ。
このうちリベリアは、一度終息宣言を出したが再流行、そして現在はまた終息宣言に至っている。
それでも、10,666人が感染し、4,806人が死亡している。

そしてギニア。
感染者数3,804人(確定患者数:3,344人)、うち死亡者数2,534人
シエラレオネは、感染者数13,945人(確定患者数:8,704人)、うち死亡者数3,955人。
しかもこれらの国では、新規感染者は減少しつつあるものの、10月時点ではまだ終息には至っていない。

西アフリカエボラ出血熱流行は、終わっていない。

ところが、おそらく日本では「過ぎた出来事」と認識されている。
もちろん、日本も世界も日々新たに重大事件が発生しており、メディアも人々も、最新情報を追うだけで精一杯とも言える。
だが、そうした「仕方ないだろう」という姿勢が以前から続いていることこそが、今回の大流行の遠因ではなかったのかと、本書を読んで感じた。

本書は、1997年5月刊行である。エボラ出血熱のアウトブレイクがテーマだが、実は今回のアウトブレイクではない。
取り上げているのは、1995年ザイール(現コンゴ民主共和国)で発生したアウトブレイク。
2か月のアウトブレイクの期間中、318名が感染し、280名が死亡(致死率88%) した。
(なお、本書時点では317名感染・245名死亡。)

今回の規模とはケタが違うとはいえ、
エボラ出血熱のアウトブレイクとしては、当時最大規模のものだった。

本書はNHK取材班が、当時の状況を関係者にインタビューし、時系列で再現するもの。
同じ手法が、「世界を救った医師―SARSと闘い死んだカルロ・ウルバニの27日 (NHKスペシャルセレクション) 」(レビューはこちら)でも使われている(むしろ時系列としては、本書の出来事の方が先だ)。

ところが、読み進めるにつれて、激しい既視感に襲われた。
原因不明の死亡者。
月次と倒れていく病院関係者。
崩壊する現場の中で、一人事態の重大性に気づき、最前線に留まりながら、
サンプルや情報を政府や西欧圏の感染症研修者に届けようとする姿。
重大性に気づかない政府。
ようやく事態を把握するWHOとCDC…。

正体不明の感染症に、たった一人の医師が孤軍奮闘する状況は、本来有るべきものではない。
もちろん、それが初めてなら仕方がない。
だが、この1995年のエボラ出血熱の大流行時、こうした事態の混乱があったと認識しながら、
その教訓がきちんと活かされなかったこと-、それこそが、SARSの際にカルロ・ウルバニ医師が死亡する遠因となったとすら感じられる。

そして、今回の2013年12月から続くアウトブレイクにも。

NHK取材班は、現地取材の締めくくりに、こう記している。

 外国の医師団がもたらした、豊富な医療器材はしばらくして底をついた。各病院は、かつてのような物不足の状況に陥っている。患者を隔離していた総合病院の第三病棟は、患者の血液で汚染されたベッドのマットレスを廃棄したため、患者を受け入れることができない。一日中動いていた発電機は、燃料不足のため、以前のように手術をするとき以外は使えなくなった。
 キクウィト第二病院の検査室では、常時手袋を着用するようになったものの、予備がないため、同じ手袋を消毒して何度も使い回ししている。穴が空いても代わりの手袋は手に入らない。ピペットも、相変わらず口で吸うタイプのものしかない。
 この脆弱な医療施設を、再びエボラウイルスが襲ったらどうなるのか。彼らは確かに、知識と言う貴重な武器を得た。しかし凶暴なウイルスから身を守る手段は、依然として不足したままである。



もちろん、2013年のアウトブレイクはギニア発と言われ、今回の現場とは異なる。
また、コンゴ民主共和国(旧ザイール)でもエボラ出血熱が一部流行したが、大規模なアウトブレイクを引き起こしている株とは異なるようだ(複数株が同時期にアウトブレイクになれば、それこそ恐ろしい事態なのだが)。

だが今回、いや今もアウトブレイクに瀕している地域も、
いずれ、NHK取材班が1995年のアウトブレイク後に見たような状況になるのではないか。

2015年8月、エボラに対するワクチンが開発されつつあるという報道がなされた。
一方で、エボラから回復した男性患者の精液中に、最長9カ月間ウイルスが残ることがあること、
また、回復した男性からパートナーの女性に感染し、その女性が死亡する事例が確認された。

エボラ出血熱のアウトブレイクは、過去の出来事ではない。
また仮にワクチンが出来たとしても、アフリカでどのように接種率を高めるかも課題だろう。
エボラ出血熱を始め、新興感染症や再興感染症など、
終わったと思っていた感染症と人間の戦いは、実はまだ始まったばかりのようだ。
ただ少なくとも、その戦いをたった一人の医師に担わせるという状況は、二度と繰り返してはならない。

【目次】
第1章 噂
第2章 襲われた病院
第3章 エボラだ!
第4章 謎のウイルス
第5章 血液サンプル
第6章 孤立する町
第7章 ウイルス確認
第8章 ウイルス封じ込め作戦
第9章 キンシャサの恐怖
第10章 終息への道
第11章 残された謎
第12章 熱帯からの逆襲

レビューはこちら

 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 感染症

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

生きものって、変。「ナンコレ生物図鑑 あなたの隣にきっといる」  

ナンコレ生物図鑑 あなたの隣にきっといる
佐々木 洋



著者は「プロ・ナチュラリスト」。テレビでも時々自然観察の案内人として登場する。
僕としては、雑誌「BE-PAL(ビーパル)」でコスプレしていた印象が強い。
ベタなジョークは天下一品。
本書もパリコレとかナンプレとかを連想する「ナンコレ」(何これ)を軸に、
それ一本で成立させた力技の一冊。

方向性としては、身近に見られる「へんないきもの (新潮文庫)」(レビューはこちら)といったところ。
解説がほぼエッセイであるところ、実用的な写真でなくイラストであるところも同じ。
(しかも、あまり美しくない。)
よって、「図鑑」ではなく、気軽な自然観察ガイドブックとして読みたい。

収録テーマは、形、模様や色、動きの3カテゴリ。
昆虫が最も多くて、節足動物、爬虫類・両生類、軟体動物、鳥類といったところ。魚類はないはず。
見られるフィールドとしては、ほぼ陸域と淡水域。
ただアメフラシやカツオノエボシといった磯での生物も少し種類も少し収録している。

Amazonの目次ページに掲載種が全種紹介されているので、そこで読むべきか否か検討されたい。
ある程度フィールドになれた人ならお馴染みのネタが多いし、
初心者なら身近な生きものがもっと楽しくなるだろう。
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 動物

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

中の人

アクセス

RSSリンクの表示

最新記事

カレンダー

アクセスランキング

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム