ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

ふたりはいつも  

ふたりはいつも
アーノルド・ローベル


僕は、物心ついた時には、周囲は本ばかりだった(町の本屋だったので)。
一方、両親が共働きだったため、絵本などの読み聞かせをしてもらった記憶が無い。
(もしかしたら少しはしてもらったかもしれないが、記憶からは抜け落ちている。)
そのため絵本・児童文学に触れる機会がなく、
文字が読めるようになった時から、自分で選んだ本(最初は漫画ばかり)を読んでいた。

だから僕の読書経験では、児童文学は抜け落ちている。

本書は、北浦和コーヒーハウスさんのご紹介で知った。
おそらく僕の自力だけで探索していれば、一生出会うことがなかったと思う。
こうして良い本に出会えて、感謝である。

さて、本書は、「がまくん」と「かえるくん」の物語。
行き違いもあるけれど、お互いを思いやる気持ちに溢れている。

「おちば」。しっとりと、思いやりのみで構成された、暖かい物語。
自己満足と感じるかもしれないが、それは「第三者の大人」の感じ方と思う。
これは無私の物語。こうして眠りにつけるのは、なんて幸せなんだろう。

また、僕が一番好きなのは、「そこの かどまで」。

春はどこか。
その気持ちを、これほど短く、ワクワクする物語で読んだことはない。

また、ネタばらしになるのでうまく説明できないが、
最後の光景。これこそ、たぶん、僕が求める幸せのような気がする。

決して長い物語ではない。
ぜひ、自身で読み、また子供たちに手渡していきたい一冊である。

僕も机の上に置いて、子供たちに読ませた。
感想を話し合うことはしない。
この本を読んだという体験は、彼らのどこかで、ずっと生き続けることを願う。

【目次】
そりすべり
そこの かどまで
アイスクリーム
おちば
クリスマス・イブ
 このエントリーをはてなブックマークに追加

category: 絵本

thread: 読んだ本の紹介 - janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

中の人

アクセス

RSSリンクの表示

最新記事

カレンダー

アクセスランキング

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム