ちょっとヨクナレ ~読書と日記~

自然科学、歴史、ノンフィクション等の読書記録

アンモナイト化石をゲット  

〈2017/10/29〉アンモナイト化石をゲット


香川県でも化石は産出する。
2017年には、過去に恐竜化石が採集されていたと判明してニュースになったし、以前から僕も、時折り化石を探している。
そのニュースや僕の最終結果はこの記事(「ニッポンの恐竜」のレビュー記事)にも書いたが、
何しろ誰も化石をやっている人も知らないので、試行錯誤の連続である。
それでも、香川県産のアンモナイトを自分で見つけるのが、夢の一つだ。

さて先日、2年ぶりくらいに化石を探しに行った。
当然ながら、そうそう見つかる筈はない。
「今日も化石を探している時間を楽しんで終わりだな」 と思っていた頃、
ふと見た場所に、明らかに違和感を感じる「波模様」が目についた。

アンモナイトである。

化石は露頭の岩の表面にある。
その岩塊には既に割れ目も走り、いつか崩れる(既に少しずつ崩れている)ことは間違いないが、
まだ今日はその日ではないことは明白。
何とか苦労した(左手親指を痛打した)結果、5kg程度の塊で採集した。
20171029斜め.jpg
アンモナイトが円形であり、このサイズを考えると、残念ながら上部と側面の2面が欠けていると考えられる。
このうち上部は別の断片でゲットしているが、その他の残った岩には、化石の残部は無かった。
どうも化石となった後、地層の変動によりこの部分で断たれたような感じがする。

別の角度から見ると、化石以外の部分が多く残った岩塊で採集したことが分かる(重い)。
手前の黒っぽい部分は、風化により既に崩壊しつつあった部分だ。
いずれ、アンモナイト化石も風化する筈だったことが分かると思う。
20171029全体.jpg

露出している部分の長さは6cmといったところ。
20171029サイズ.jpg

断面部の直径は3.5cmほどである。
大きさのイメージとしては、バナナを思い浮かべていただければ良いだろう。
20171029断面.jpg

表面には太い肋が走っている。
和泉層から産出するアンモナイトで、こうした太い肋があるとなると、
パキディスカスPachydiscus Sp.かと思ったけど、
どうも巻き方がおかしいので、異常巻きアンモナイト、
プラビトセラスPravitoceras sigmoidaleの一部のような気がする。
20171029拡大.jpg
そうすると生息時代は白亜紀後期、少なくとも今から6600万年以上前。
頑張って生きていた個体が力尽き、数千万年後にこの手で採ったと思うと、感無量である。

実のところ場所的には、ちょっと香川県内とは言い難い部分はあるが、
それでも「自分でアンモナイトを見つける」という夢のコアは達成できた。
ということで、嬉しくて報告した次第である。
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〈2017/9/16〉台風襲来  

〈2017/9/16〉台風襲来

皆様を始め、全国に大きな被害が無いことをお祈りしています。

さて、かなり未読の本が溜まってきたので、8月中旬に「これからは絶賛積読解消月間!」と決意。
かなりハイペースで読み進めていたが、
重度の活字中毒は読むだけでは満たされず、月間はおろか半月程度で挫折。
9月に入り、水が低きに流れるように購入再開。
問題は、AMAZON・ブックオフ等で新しく見つけた本や、読みたい本リストから削除した本を購入していること。
それどころか、新しい本を見つけるための書評本を買っている。
結果、当然ながら「読みたい本リスト」が減らないのだが、もう自分が本当に「読みたい本リスト」の本を読みたいのかすら、疑問に思えてきながら、読書の秋を迎え撃つ。

▼バッタでお馴染み前野ウルド浩太郎氏も取り上げられている、6人の研究人生インタビュー集。
ところで本書は違うけれども、文字通り「研究室」そのものをテーマとする本も面白いだろうなあ。


▼牡蠣のシーズンが近い。
既に読了したが、本書は「昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)」(レビューはこちら)と並び、今すぐ牡蠣が食べたくなる面白本。
お薦めだがレビューはまだ先になるので、気になる人はAmazonをチェック。


▼グイン・サーガの著者、栗本薫氏のガン発覚から退院・再発までの手記。
 80~90年代には、この人の本が本屋でびっしり並んでいたなあ。


▼シーラカンスを主軸として、遺伝子進化について解説。
 生きているシーラカンスを見たいなあ。


▼書評家の本は、知らない世界への鍵だ。
 読みたい本・積読本が増加しているが、それは気にしない。


▼メディアでは、北朝鮮の話題が主で、ISや中近東の話題がめっきり少なくなったけれど、
 今こそ丹念に報道するのが大事なのではないだろうか、と思うこの頃。


▼84人が、好きな本や本との出会いなどを書き下ろしたもの。
 本好きにとっては語り尽きせぬ話題であり、僕も自分の本棚の前で話しだした止まらないだろう。
 そうした「話したいこと」を「一方的に読まされる」という、被虐的で倒錯した本(嘘)。
 ホントは、まさに「次の本」に出会うための、良いガイドブック。


▼考古学調査で発掘される昆虫の破片から視えること。
 考古学・昆虫好きのいずれも楽しめる。

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夏休みの宿題は嫌だ。  

〈2017/8/11-12〉夏休みの宿題は嫌だ。

最近、自由研究やら工作系の宿題が多い。
良く言えば夏しかできないクリエイティブな課題だが、
悪く言えば課題設定から全て家庭へ丸投げしたものである。

そうすると、昨今の状況だと、
共働きで親の協力も得られない子どもが一所懸命にやった課題と、
ネットや販売されているキットを駆使できる子どもの課題は、格段に差が出る。
それを客観的に評価することはできないだろう。

また、理科も社会も技術何もかも自由研究系の課題だと、
全てに時間と労力を要する。
せっかく親が休みを取れても、子どもと楽しむのではなく、
まずは自由研究の山を解決することに費やされる。
夏休みの宿題を準備する先生の苦労もわかるが、
安易に自由研究系の課題に走るのはいかがなものか。

小難しく述べているが、
ただただ単純に先週末から息子の自由研究や工作で苦労して、
僕自身が遊べないためである。
ああ、宿題嫌だ。

さて、最近購入した本。
▼鳥類系の本は面白いという評価の契機となった、「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る (生物ミステリー)」の著者の最新刊。
今回は一テーマではなく、複数のテーマの集合体らしく、細切れでも楽しめそう。


▼同じく鳥屋の本。「カラスの教科書 (講談社文庫) 」で有名。
自分、一般向けの野鳥の本はむしろ後回しにしていて、「カラスの教科書」も続編の「カラスの補習授業」も読んでいなかったことに気づく。早速読みたい本リストに追加。
本書はむしろ、カラス研究者の日常エッセイ的なものか。長年の勘でいうと、きっと面白い。


▼ロシア語通訳者・作家で活躍した米原万里氏の本。米原氏は2006年死去だが、
その闘病記も兼ねる「私の読書日記」や、1995年から2005年までの全書評を収録。
長らく読みたかった本だ。


▼ある分野の面白さを世間が知るには、優れたアジテーターが必要である。
魚界のさかなクンさん、坂道・地質界のタモリ、農業のTOKIO、恐竜界の小林快次氏や土屋健氏、最近では鳥類界の川上和人氏である。
勢いのある分野ほど良いアジテーターが多くて、虫屋はその一つ。
最近では丸山宗利氏が先陣を切っている感があるが、以前は養老孟司、奥本大三郎、池田清彦の3氏が主流だった。
そのうち、奥本大三郎氏の虫を中心に据えた紀行文。
旅と虫、両方の愉しみを味わえそうである。


▼体内の各細胞(赤血球や白血球など)の擬人化コミック。
細胞の働きや役割・連携などを見事にコミカライズ。絵も丁寧でクセがなく、楽しめる一冊。
4巻まで購入。

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2017/7/15-7/22 買った本  

〈2017/7/15-7/22 買った本〉

最近ブックオフでの衝動買いが激しいので、Amazonの読みたい本リストが溜まる一方。
そこで、古本価格が下がっている本などをまとめて入手した(中には新刊もある)。
冷静に考えれば、バーチャルな積読がリアルな積読になったのだが、
まあ読みたい本が手元にあるのは良いことである。

レビュー出来るのはまだまだ先なので、例によってとりあえずのセレクトした理由と共に紹介。
立花隆の書評本でチェックしたためか、今回は宇宙関係が多い。

▼アポロ1号から始まった、月への有人探査ミッション。上下巻の大部な本だが、実際にアポロ計画に携わった多くの宇宙飛行士にインタビューした上で書かれたドキュメンタリー。これはじっくり読みたい。




▼こちらは日本人宇宙飛行士に関する本。
刊行当時も著者の独特の風貌で話題となり、なんだか便乗ブームだなあと感じて敬遠していたが、
かなり良い本との噂を聞く。なので、続編と共に購入。
そういえば、宇宙飛行士本人の本ってのは多いけど、家族の視点の本は少ないよね。




▼立花隆関連。「旧石器発掘ねつ造」事件はショッキングだったが、今から思えばSTAP細胞騒動の布石だったかのよう。この事件については詳しく知りたいが、かといって余り楽しい話題でもない。
手頃に状況を知るために、この本を選択。


▼日本書紀・古事記などにおける神々のモチーフや、各神話の歴史的な意味合い等に関する本は多い。
だが、そもそも日本書紀って、どのように成立したのか? 
その素朴な疑問を、当時の音韻学を踏まえて精査していく。
日本における丁寧な文献学の成果として、楽しみ。


▼暗号、古代文字というと必ず出てくるロゼッタストーン。その解読史をまとめたもの。
これは読んでおかなきゃな、という感じ。


▼ヒトラーは生きていてた!等のトンデモ話がある。
遺体を検視したソ連が隠蔽したのは、実はヒトラーではなかったためだ―等のストーリーが多いが、
実際のところ、検視状況はどうだったのか。本書が全てかどうかは知らないが、
歴史の事実をまずは知りたい。


▼1998年。自殺したいという女性に、ネット上で知り合った人物が青酸カリを送り、実際にそれで自殺。
送り主も女性の死を知り、自殺。
当時、ネットの闇的な雰囲気で語られていた印象があるが、実際の事件はどうだったのか。
独特な事件だっただけに、何が起こっていたのかを知りたい。


▼著者は、NHKのサイエンスZEROのコメンテーターも務める、科学ライター。
「仮説」というモノに焦点をあて、科学を論じる、よう。
ちょっとしたヒントが得られるかもとして購入。


▼奇書である。
「テロ爆弾」を軸に、その構造(といっても昭和前期のものだ)と歴史について、
テロ爆弾を造ったことがある人物ならではの視点による本。
面白いといったら不謹慎だが、こんな本があったんだなあ。


▼義手・義足を創っている会社について。もっと詳しく知りたい。


▼特に日本赤軍によるハイジャック史。現在からは想像もつかないが、かつては日本がテロ輸出国だった。


▼探検ものとして評価の高い一冊。いつか読もうと思っていたもの。


▼これもベストセラーとなった一冊。僕の通常のセレクションからは外れているが、
この本も、いつか読むだろうなと思っていた。


▼カミキリムシって良いよね。
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鋼鉄ジーグ、寝不足で買い漁った本  

〈2017/7/1-7/2〉鋼鉄ジーグ、寝不足で買い漁った本

鋼鉄ジーグ。1975年放送開始で、たぶん最初に見たアニメの一つ。
玩具も持っていたので、好きだったのだと思う。
これが1979年イタリアでも放送され、イタリアでは大人気となったという。
その感覚を踏まえて創られたイタリア映画が、
「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」だ。

「テロの脅威に晒される現代のローマ郊外。裏街道を歩く孤独なチンピラ エンツォはふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまう。始めは私利私欲のためにその力を使っていたエンツォだったが、世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、遺された娘アレッシアの面倒を見る羽目になったことから、彼女を守るために正義に目覚めていくことになる。」
(オフィシャルHPより。)
MARVELの大作ヒーローものもいいけれど、イタリアのスーパーヒーローものってない。
エンディングでは、主演のClaudio Santamaria(クラウディオ・サンタマリア)が、
鋼鉄ジーグのテーマをバラードっぽく歌っている。これがまた渋い。

2017年夏から日本でも公開とのことだが、見たいなあ。

さて、6月後半から子犬が愚図り、頻繁に深夜・早朝に起きて散歩している。
(ホントは放置しておきたいが、近所迷惑でもあるので。)
2時とか4時に散歩って、何やねん。
そのため、気分転換に先週は新書と文庫を買い漁った。レビューは先になるので、とりあえず紹介しておきたい。

▼「ミケランジェロの暗号―システィーナ礼拝堂に隠された禁断のメッセージ 」を先日読み、
ルネサンス期の巨匠の「謎」についてもっと知りたくなった。カラー図版多数で楽しい。


▼著者の一人は「ビブリア古書堂の事件手帖」の著者。
もう一人も僕は未読だが、「R.O.D 」の著者で本読み人。なので、古書マニアとしての対談が面白い。


▼深海ものは結構読んだ筈なのだが、漏れていた。



▼生物のサイズについては、は「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)」という良書がある。
一方、本書はカタチそのものについての本、らしい。
こういう、目の前の生物に秘められた共通の謎を解き明かす本って、いい。


▼なにしろ、「昆布と日本人 (日経プレミアシリーズ)」 (レビューはこちら )が面白かった。
そこで、日本の食材に関する本もターゲットに。牡蠣っておいしいよね。


▼「時間とは何か」という謎も興味深いが(そいうや「時間の科学 (NEW SCIENCE AGE) 」が読みかけだ)、
共通尺度としての「1秒」は、どのようにして決定されるのか。
そして、その精度と世界はどう関わるのか、という本みたい。楽しみ。



▼ウミウシを家族に見せたいんだけど、僕が若い頃見ていた磯は、いつも空振り。
先日ついに「今年はウミウシを見るという名の磯遊びにはいかないの」と言われた。
この本はシュノーケルで出会った生物に関するエッセイみたい。合間に挟まるイラストが可愛いんだ。


▼タロとジロの物語については、第一次南極観測隊の副隊長兼越冬隊長でもあった西堀栄三郎の「南極越冬記 (岩波新書 青版)」(レビューはこちら)でも、
当時者の証言が残されている。こちらは、隊としての立場だろう。
一方、本書著者は南極第一次越冬隊の犬係であり、第三次越冬隊でタロジロと再会を果たした人である。
立場が違うので、たぶん認識も違うんだろうけれど、それも含めて読みたい。こんな本あったんだなと驚き。



▼1963年に発生した「吉展ちゃん事件」。
身代金目的で日本で初めて報道協定が結ばれた事件であり、当時「戦後最大の誘拐事件」と呼ばれ、
発生から2年以上解決し、この事件によって逆探知が認められ、
また刑法の営利誘拐に「身代金目的略取」という条項が追加されるなど、
日本の誘拐事件の一つのターニングポイントとなった事件である。
この事件の存在は知っていたけれど、実態については気になりながら知らなかった。
思いがけずその記録である本書に遭遇。



▼イタリア、行きたいなあ。

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